2009/07/12 18:00 | CATEGORY : イラストレーター
「絵を描くのには理由が要りますね」
クリエイティブな業界を目指している高校生や在校生に向けてセミナーを開催しました。
セミナーの講師は国内はもとより海外でのジャパニーズアートとしての評価が高く、最近のお仕事としてはTAITOのスペースインベーダーズ30周年を記念したコラボTシャツのデザインや神戸のお酒メーカーのパッケージイラスト、スケートボード「FURIOUS TIGER」のグラフィックなどのお仕事を手掛けられているfeebee氏。
イラストレーターを目指すきっかけや携わったお仕事の話、そしてスクリーンに作品を映し出しての実演までしていただきました。絵を描くことを仕事にしたいなら、他の人が描いた絵をお手本にするのではなく映画や音楽などいろいろなものからイメージをふくらませることが大切と語るfeebee氏の熱いメッセージに将来クリエイティブな仕事を目指す高校生や在校生は真剣なまなざしで聴き入っていました。
■なりたい職業が主語になってはダメ
feebee氏(以下:F氏)「私の場合、絵が好きで好きで、絵を描いていたらイラストレーターになれたんです。イラストレーターになりたいから描いていたってワケじゃないんですね。
漠然となりたい職業がイメージ出来ているんだったら、それを【ゴール】としてではなく【スタート】としましょう。
イラストレーターになるために、【流行の絵に合わせて絵を変えよう】ってことじゃ駄目。
私の絵も目がキツいと言われたりしますが、【そんなことどうでもいいんです(笑)】ってくらいじゃないと自分のスタイルを貫けない。もちろん世間で流行っているファッションなどは参考にしますが、根本は変えません。世間の流れによって顔がガラリと変わったりする事もありませんね」

■自分のスタイルを作るには?
F氏「私が描き始めた時は、周りに描いている人が居なかったのでそれが良かったのかオリジナリティを求められた事がなかったんです。元々、セクシーやキュートな女の子が描きたくて、そういうものをひたすら描いているうちに自分の中で自然と【らしさ】が出てきましたね。
誰しも始まりはコピーです。でも、人真似ばっかりしていると、その時に良い絵が描けても自分で絵を描く時に【理由】が無くなるんです。
私がああいう目や線を描くのにはキチンと理由があります。でも真似だけをしていると自分でそれを描く理由が分かってないから、次に描けなくなります。コピーのコピーをしても劣化しますし、ずっと劣化し続けるものを作っていると、次に進めなくなっちゃうので・・・。
だったら、ヘタでもいいんです!
ヘタでもいいので10回でも自分の絵を描けば、自分の中に1ができる。」
>>ちなみにどれくらい描いてました?
F氏「そうですねぇ、みんなと同じ年の頃は朝の5時とか(笑)描いてると面白いからいつまででもやっちゃうんですよね。」

■「こだわり」をもつ
>>いつもどこから絵をかきますか?
F氏「私の場合は目から描きますねぇ。」
>>なんで目から描くんですか?
F氏「さぁ〜なんでですかねぇ(笑)」
>>それを教えてくれないと授業にならないです!(笑)
F氏「ははは!そうですよねぇ〜(笑)
うん、やっぱり自分が一番こだわりをもっているからですよね。顔が決まらないと次に進めないんですよ。手描きの時は違うんですけどね、PCで描く時は目から描きます。そこから髪の毛とかを作っていって・・・って感じですね。この時点でポーズとかは全く考えてなくて、顔に合うポーズを考えいく形ですね。」
■色んな方面からアプローチしたほうがいい
F氏「そうですね。私は、昔「歌手」になりたかったんです。
>>じゃあ、現在歌っているか?
現在は絵で得た人脈のおかげで、時々ライブで歌ったりもしています。
>>「絵」があったからこそ歌える「歌」がある。
目標以外のアプローチからやりたかったことに繋がることがあると思うんですよ。
自分のやりたかった目標にたどり着くのに、いっぱい切り口があったほうがいいと思うんです。」
「イラスト」という作品に留まらず、根本的なクリエイターの在り方、目標へのアプローチの仕方などどう「職業人」であるかを技術面も踏まえて語って頂きました。自分のこだわりを貫くこと、自分のやりたいことを信じるなど、クリエイターには何か一つ共通するものが見え隠れしますね。
回を重ねるごとに少しずつ何かに気付いた学生も多いのではないのでしょうか。

学生にサインをするfeebee氏
■プロフィール
NAME : feebee
独特のネオジャパネスクスタイルは、国内はもとより海外でのジャパニーズアートとしての評価も高い。アート活動のほかAdobe CS3のイベントでの講演、学校講師などもつとめる。
→公式サイト
■Works
海外からの注目も高い、マルイONEのファッションイベント
「INDIVIDUAL FASHIONEXPO」のメインビジュアルやTAITOインベーダーとのコラボレーションなど。







