2010/01/08 19:18 | CATEGORY : イラストレーター

独自のアメリカンテイストとブラックユーモアが定評で、多くのクラブのフライヤーをてがけ、
NIKEのCMのキャラクターやテレビタイトル、雑誌などデザイナー、イラストレーターとして
多方面で活躍中のTOKYOGUNSさんです!
■TOKYOGUNSが生まれたきっかけ
hide2氏 (以下 H)「本日はよろしくおねがいします~。さて、さっそくですが、なぜTOKYOGUNSという名前なんですか」
TOKYOGUNS (以下 T)「名前が岩瀬というんですが、岩でガンちゃんって呼ばれてて。
美大生だったので東急ハンズによく行っていたんですが、東京出身だったのでふざけて【東京ガンズ】と(笑)
昔は東急ハンズのロゴをパロって、手に拳銃を持たせてポストカードを作ってたんですよ。
それをハンズのハウツーコーナーっていうのがあったんですけど、そこに全部刺してきたり(笑)」
H「ちなみにいつからTOKYOGUNSになったのですか」
T「15年くらい前ですかね」
H「東京のどの辺りの出身だったんでしょうか」
T「東京の西の青梅という所で、福生という所に米軍基地があったりしてそこで色々と刺激をうけましたね」
H「最近のお仕事はどのような感じでしょうか」
T「最初はクラブのフライヤー作っていたんですが、学生のときは空間演出デザインという全然関係ない学科にいました。
学生のときに先輩でイラストレーターの人がいたのですが、その人のお手伝いをさせてもらって色々勉強させてもらいましたね。
すごく恥ずかしい話なんですが、
描くきっかけは当時、ものすごく惚れてた彼女がいまして(笑)その彼女はファッション科だったんですが、
ファッションイラストを描くのが凄く上手かったんですよ」
H「学校は専門学校?」
T「武蔵野美術大学短期大学部です。四年制のファッション科に彼女がいて、イメージラフのようにファッションイラストを描いてて僕もデッサンやってたから描けるだろうと思ってたら、ぜーんぜん描けないんですよ!
これは悔しいな・・・!
と思ってひたすら練習したんです。・・・で就職の時期にもなって、そのとき一番仲良かった先輩が
フリーでイラストレーターを目指すことになって、当時全然メジャーじゃなかったMACでイラストを描くという事を
始めていたので、僕も同じ機種を真似して揃えてやり始めたというのがきっかけですね。」

H「それでTOKYOGUNSさんは卒業されてからどうしたんですか?」
T「卒業してすぐ・・・フリーになりましたね(笑)
まず、実家で(笑)」
H「フリーで始めるのは実家って大切ですよ(笑)一人暮らしでフリーをいきなり始めるのは
自殺行為なので、今のうちに親孝行しておいてください 笑
いや、ホントに!!
会社やめてフリーになる場合もそうだよ。作品作れるし、ずっといるのはよくないけど
期間を決めてでも実家には居た方がいいですよ。新しい事務所借りたり、新しいMAC買ったり
そういう見栄って結構命とりですよね」
T「そうですね(笑)」
■フリーで仕事を始める
H「卒業したあと、どういった過程で食えるようになっていったんですか」
T「むかしテレビ関係者の繋がりで赤坂ブリッツっていうライブハウスがあったんですが、
そこがキャラクターを作りたいということで、キャラクターを作る事になったんですよ。」
H「すごいですね。卒業して急に大きな仕事もらってプレッシャーとかなかったんですか?」
T「いや、全然ね、わかってなかったんですよ(笑)いきなり偉いディレクターさんを
平気を怒らせたりしちゃったり、今考えるとゾっとするようなワガママいってましたねぇ・・
赤坂ブリッツのキャラクターについては、少し胸が大きいけど元気な子にしようということで
制作しましたね。」
H「若くして世界観が出来てる感じがして、世界観ってストーリーだと思うんですけど
キャラクターを制作する上で気をつけていることはありますか」
T「赤坂ブリッツなどテーマに則したキャラクターというのは押さえながら、
そのキャラクター、例えば人なり動物なりを意識しながらフォルム、性別、性格を踏まえて
一番描きたい!っていうものを描きますね。
例えば仕事で女の子を描きたいっていうのであれば、女の子で説得するとか。
キャラクターが一個気に入ったものが出来れば、世界観がものすごく広がるんですよね。
この子はこういう場所に住んでて、こういう背景でこういう道で遊んでて・・・
っとすぐ出てくるんで、最初のキャラクター作りが凄く大切ですね。」

H「なるほど!で、この仕事をきっかけにどんどん仕事が増えていった形ですか」
T「そうですね、今はFlashとかありますけど当時Directorというソフトを
使って、テレビでアニメーションが流れていたんで音楽関係の仕事は増えましたね」
H「音楽系の仕事というと【SHAKALABBITS】の仕事が印象的ですね」
T「赤坂ブリッツのキャラクターが女の子で、僕自身が女性ヴォーカルのバンドが
すごい好きだったんですよ。イメージもぴったり合った!っていうのもあって。」
H「すごいTOKYOGUNSさんっぽいですよね!ロックとかバイクとかそういうイメージなんですが
元々そういう活動をされていたりしたんですか?」
T「バンドはやってたんですけどね!・・・ただ、忙しかったりすると続かなかったり。
で、音楽が普段できないので絵の中でやってやろう!ということなんです。」
H「自分の好きな音楽を絵で表現してやろう!と。
そういう風に思ったのは中学、高校生くらいからですか?」
T「音楽自体はロックだけじゃなくて、ヒップホップも好きだったし、
【BLANKEY JET CITY】が凄い好きで【TOKYOGUNS】という名前も、
【BLANKEY JET CITY】が所属している事務所が「東京ピストル」という名前で
そこから文字って今の名前なんです。まぁ、色々まわり回ってロックというので
しっくりきてますね。」
T「ちょっと前後しちゃいますけど、音楽の仕事って中々アーティストさんと
実際に話してジャケットきめたりデザインしたりって無いんですよね。
【SHAKALABBITS】さんとは実際にメンバーと顔を合わせて出来たんですよ。
向こうに明確なテーマがあるので、こっちがお題を出されているという感じで
【だったらこうしよう、ああしよう!】
なんて盛り上がりながら大変だったけど 凄く楽しかったですね。
ジャケットだけじゃなくて、グッズだとかPVとかも関わらさせてもらいましたね。」
「マッシュルームキャットナンバープレート」
H「意見が割れたときはどうするんですか?」
T「意見は割れたりしますね~。
僕は年上なので、それをまとめながらっていうのもありましたね。
でも揉めたりとかすると嬉しいんですよ、いいものを作るためにああしよう、こうしようって
議論してくれるのがいいですね!あとは意見をまとめたり進めるための、説得力が必要ですね」
H「やっぱりいいものを作るアーティストさんって自分の作るものを説得する力が
凄いありますね。絵が上手い人はたくさんいるんですけど、説得するのってその人柄だったり
人間力じゃないですか。人間に魅力がある人だったら、私の意見とは違うけどトライしてみようか
やってみようかって思うことが出来るんですよね。
TOKYOGUNSさんが説得する上で心がけていることはあるんですか?」
T「そうですねぇ~、とにかく自分の色を知ってもらうというか、自分を知ってもらうようにしています。
例えば始めて会うときはバイクで登場して印象づけるようにしています。
そこである程度、固定概念が生まれちゃうんですけど、そこからコミュニケーションを取ってそれを解いていって。
さらに引き出しの多さを見せると喰いついてきてくれるという感じですねぇ。」
後編へつづく







