【夏の業界セミナーレポートを一挙公開】「魔法科高校の劣等生」などを手掛けるアニメ会社、マッドハウスのプロデューサーが登壇!

学校からのお知らせ

2014.09.18

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苦労、やりがい、必要な素質、仕事をする上での心の持ち方まで、
「アニメ業界ってこういうところ」を学生の質問に答える形でレクチャー!

2014/8/2(土)、株式会社マッドハウスよりプロデューサーの豊田智紀氏をお招きし、ドームホールでアニメ業界セミナーを開催しました。
マッドハウスは大ヒットを記録した「サマーウォーズ」など多数の劇場アニメを制作、現在は「ハナヤマタ」「魔法科高校の劣等生」「HUNTER×HUNTER」「ダイヤのA」などTVアニメを中心に作品を展開しているアニメーション制作会社です。

セミナーは、事前に募った学生からの質問に豊田氏が回答する形式で進行。
「プロデューサーとは?」という基本的な仕事内容の話から、「苦労したこと、やってよかった!と思った瞬間は?」「この業界で生き残れるのはどんな人?」などアニメ業界の実情に迫る話、「どんな人材を求めていますか?」「社内の雰囲気はどんな感じですか?」といった就職に関するものまで、学生から寄せられた卒直な質問の数々に、一つひとつ丁寧にお答えくださいました。

1_013軽い 中でも印象的だったのは、「作品をつくる上で絶対にやってはいけないことは?」という質問に対し、豊田氏から語られた「どうでもいいやと思ってつくらないこと」という回答。「そういう思いは態度に出て、周りのスタッフにも伝わって蔓延していく」と言います。
「なんのためにやっているのかが分からないと、人は頑張れないもの。それは勉強でも仕事でも同じです」というお話は、現在、夢に向かってがんばる学生たちも共感するところが大きかったのではないでしょうか。

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また、アニメ業界で仕事をしていくには「客観性、バランス、人柄も大切」と豊田氏は語ります。
「決して自分の都合だけでは通らない世界です。そこで生き残っていくには、自分の技量やスケジュールとのバランスなども考えながら、客観的に判断し、動ける人でなければなりません。作画志望の人も、技術・スピードだけでなく人柄が重要です。どんなに上手くても人柄がよくない人に仕事は頼みたくないですからね」と、人間性を養うことの大切さを教えていただきました。

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同社の採用選考にも携わるという豊田氏。講演終了後はプロデューサーの視点から作品指導頂きました。
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自分が思う自分ではなく、
人が見ている自分にも目を向けられる「客観性」が必要。

株式会社マッドハウス
プロデューサー
豊田智紀氏

セミナーでは「客観性が必要」という話をしましたが、
当社では面接のときも「自分で思う自分像ではなく、周りから言われる自分像を教えてください」という質問をしています。
「面白い」とか「しっかりしている」など、なんとなく想像がつくようなものではなく、「エラそう」とか「話しにくい」とか、自分では自覚していないけど周りが抱いている印象というのが必ずあるはずです。
それを自分できちんと選別できているかどうかが、客観性を持っているかどうかの一つの判断基準になるのです。
普段から、人にどう見られているかを意識したり、親や友人など誰でもよいので客観的な意見を言ってくれる人と付き合い、その意見を聞き取ることを心掛けましょう。
学生で時間があるうちは、自分の都合だけで動けるゲームやアニメの世界だけでなく、スポーツ、旅行、映画など、自分の都合だけでは進まないことをいろいろやっておくのも、客観性を養うのに役立つと思います。

 

関連ページ

・株式会社マッドハウス 公式ホームページ
・神戸電子専門学校 デジタルアニメ学科紹介ページ
神戸電子専門学校 デジタルアニメ学科ブログ
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・過去の業界セミナーレポート

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