【夏の業界セミナーレポートを一挙公開】神戸電子専門学校PRキャラクター「コベコちゃん」を手がけたみなづきふたご氏が来校!

学校からのお知らせ

2014.09.18

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キャラクターデザインのポイントやプロとしての姿勢を学生に伝授!

2014/6/21(土)、ホワイエで開催されたアニメ業界セミナーに、漫画家のみなづきふたご氏がお越しくださいました。
みなづき氏は漫画家として活躍する一方でイラストレーターとしてキャラクターデザインも手がけ、本校の「コベコちゃん」の産みの親でもあります。
聞き手のアートディレクター・齋藤貴義氏とともに、ためになる楽しいトークが繰り広げられました。

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キャラクターデザインはビジュアルだけでなく世界観が大事だというみなづき氏。
「“グッとくる”キャラクターをつくろう、ビジュアルで目を引こう、という方向に意識が傾きがちですが、私は漫画家なのでキャラクターはいつもストーリーとセットで考えます」。

「コベコちゃん」は齋藤氏のアートディレクションで共につくり上げたキャラクターです。
メガネのあり・なし、服装をどうするか、髪の色は……? などなど、さまざまな試行錯誤の経緯を聞くことができました。
セーラー服を着せたのはみなづき氏の提案。「バストアップで見せるとき、モノクロでも上半身が映えるから。スミ(黒色)が入っていないと画面が引き締まらないんですよ。まあ、個人的にセーラー服が好き、という理由もあるんですが(笑)」。

キャラクターの大きなポイントとなるポーズは何を見て決めるのか、という齋藤氏の問いに、「自分で鏡の前でいろんなポーズを取り、それを写真に撮って考えることが多いですね」という答え。プロでもこんなふうに地道に研究されているのですね。

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セミナー終盤では、学生たちが描いた「コベコちゃん」のイラストを1点ずつスライドに映して講評。学生それぞれの工夫が凝らされた多種多様な「コベコちゃん」です。
色づかいや構図など具体的に、よい点、改善点などの指摘がありました。「いいなあ!」「僕の代わりに塗ってほしいな!」というみなづき氏の言葉にしばしば笑いが起き、楽しい講評となりました。

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自分が描きたいものではなく、見る人を喜ばせるものを描くのがプロです。

漫画家・イラストレーター
みなづきふたご氏

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皆さんは自分の意志で専門学校に通い、学んでいるわけですから、この分野で食べていこうと思っているはずです。
趣味ではなくプロとしてやっていこうと思うなら、「自分が描きたいもの」ではなく「見る人に喜んでもらえるもの」を描かなければなりません。今日の話を通してそのあたりも伝えたいと思いました。

私自身、プロとして日々スキルアップに努めています。自分と同じジャンルの「かわいい系」の作品を見て勉強することが多いですが、劇画や「脱力系」など別ジャンルもときどき見ますね。
映画もよく見ます。これはジャンルや流行関わりなく見るようにしています。外に出るのも大事なんです。空や海など、ただ風景を眺めて季節を感じることでもイメージが膨らみますからね。

とにかく、「楽しんで」頑張ってほしいです。プロの世界は厳しく、楽しくないこともいっぱいありますが、その「楽しくない」中で楽しいことを見つけてみるのもまた、楽しいものですよ!

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