【セミナーレポート】『週刊ファミ通』林 克彦編集長による、ゲーム・3DCG業界セミナーを開催!

学校からのお知らせ

2016.10.20

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『週刊ファミ通』編集長によるゲーム業界セミナー。
ゲーム市場の動向と最新トレンド!

2016/7/23(土)に開催されたゲーム・3DCG業界セミナーにカドカワ株式会社から『週刊ファミ通』編集長、林 克彦氏がお越しくださり、メディアの立場から見たゲーム市場の動向やトレンドについてお話しくださいました。

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はじめに「ゲーム産業はどのくらいスゴイのか?」を他のエンターテイメント業界と比較して解説されました。アニメ・映画・音楽といった産業の市場規模が2,000億円台なのに対し、ゲーム産業は2015年も成長を続け、過去最高の1兆3591億円(国内ゲーム市場)となり、日本のエンタメ業界で突出した市場規模を誇っているとのこと。実際の数字で見ると大変わかりやすく、ゲーム業界をめざす学生たちにとっては、期待の膨らむ内容でした。最新トレンドの話では、話題のVRについて、「没入感が凄い、ぜひ体験して欲しい」と『サマーレッスン』のデモ体験エピソードを交えて楽しく語っていただきました。VRではアイデア勝負ができるので企画力を磨いてチャレンジして欲しいと学生たちの奮起を促していました。

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また、2016年は家庭用ゲーム勝負の年になると林編集長。注目するゲームソフトとして『ファイナルファンタジー XV』、『ペルソナ5』の2タイトルが紹介されました。業界に求められる人材についてもお話しいただきました。「視野(興味の範囲)が広い」「企画力と行動力が伴っている」「個性とチームの和を両立できる」の3点を挙げられ、どの業界でも競争は存在するので若いうちに失敗(トライ)して欲しいとアドバイスをいただきました。最後に林編集長から「将来、ぜひ取材させてほしい」と期待を込めたメッセージが学生たちに贈られセミナーが終了しました。

「将来、ぜひ取材をさせてほしい」
そんなクリエイターを目指して!

カドカワ株式会社
『週刊ファミ通』編集長
林 克彦氏

活躍されているゲームクリエイターの方は、みんな良い意味でワガママです。ちょっと尖がっていて、自分なりの主張(意見)がありますよね。そこが皆さん共通していますね。ゲームの企画を考えることだったり、チームを引っ張るという意味でも個性があるのは大事なことじゃないかなと思います。だからトップのクリエイターは皆さんカッコイイですよ。ゲーム業界は家庭用ゲームに限定すると30年くらいで、産業としては若い業界なんですが、働く人の平均年齢が上がってきているんですね。うちの編集部もそうですし、クリエイターの皆さんも、誌面に登場する方の顔ぶれが変わらない状態が続いていて、だからこそ若い人たちがもっと業界に入って、特に今ならVRとかアプリもそうですけど新しいゲームの作り方やビジネスができるようになっている時代なので、ぜひ若い人の企画力や突破力を持って業界を元気にしてほしいですね。それは正直、自分たちの世代ではできませんから。若い人の特権なので「年寄りには負けないぞ!」みたいな気持ちで業界に入ってもらって、面白い事、新しいことをやってもらいたいです。

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