6/21 (土)16:00~

プロジェクションマッピングなど多数手掛けるネイキッドによる3DCG業界セミナーを開催

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東京駅のプロジェクションマッピングで脚光を浴びた空間演出のプロが指南!
流行だけで終わらないためには演出力に重点をおいた空間づくりが大切。

2014/6/21(土)、『東京ミチテラス』のプロジェクションマッピングで一躍脚光を浴びたNAKED Inc.(ネイキッド)のプロデューサー、北原 岳史氏による3DCG業界セミナーが開催されました。

プロジェクションマッピングとは、平面のスクリーンではなく、建築などの立体物にプロジェクターで映像を投影する技法のことです。最近はメディアでも取り上げられ話題になっているように、「プロジェクションマッピングの目的は話題性をつくり、より多くの人に拡散すること」と北原氏は語ります。

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「革新的な技術に見えるけど、実は技術的にはさほど難しいものではない」

「誰にでもできるものだからこそ、目新しさがなくなっていく今後は技術よりも演出力、コンセプトづくりに力を入れていかなくてはいけない」という、将来を見据えたお話が印象的でした。

セミナーでは、同社がこれまで手がけてきた事例が多数映像で披露され、「こんな凹凸の激しいものにも投影できるなら、ほかにもいろんなことに利用できる可能性がありそう」とイメージを膨らませる学生もいました。

 

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学生たちは、神戸市長田町の商店街でプロジェクションマッピングを実施しましたが、セミナー後に作品指導を受けたことが非常にプラスになったようです。
「やはりプロはミニチュアを用意して綿密にシミュレーションしているところがスゴイと思った。投影するときの歪みの制御方法など、技術的なご指導もいただいて、とても参考になりました」と、感想を述べていました。

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NAKED Inc.
プロデューサー
北原 岳史

 自分の興味の範囲を超えて、他角度な視野で何事も面白がれる人になろう。

技術は絶対に必要ですが、ただ作業するだけの肉体労働になってしまうと決していいものはできません。クリエーターはあくまでも頭脳労働。デザインするにしても、「誰にどう見せたいのか」というコミュニケーションをベースに、「そのためにはどうすればよいのか」を考えていくことが重要です。NAKEDは「物事のコアをつくる」ことに重点をおいている会社です。だから、映像やプロジェクションマッピングだけに固執するのではなく、これからも幅広いヴィジョンを持って空間づくりに取り組んでいきたいと思っています。

物事のコアをつくる上で必要な演出力や発想力を養うには、学生のうちからいろんなものに興味を持ち、自分から遠いものであっても面白がれる素養を身に付けておくとよいでしょう。そのためには、自分の興味の範囲内にとどまらず、幅広いジャンルの本を読むことも一つの方法です。情報をある程度つめこむことで、一つの物事を見たときの面白さが変わってくるはずです。表面的な一面だけでなく、いろんな見方をして面白がれる、そんな力をぜひ養っておいてほしいと思います。

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