7/20 (日)10:28~

多様なジャンルの3DCGを手掛けるケイカ代表、由水氏による業界セミナー

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さまざまなジャンルの3DCGを手がける株式会社ケイカによる、プロジェクションマッピングのメイキングセミナー開催!

2014/7/20(日)、講師にケイカの代表取締役、由水桂氏をお招きして3DCG分野の業界セミナーを開催しました。

同社はゲーム、アニメ、CF(コマーシャルフィルム)、キャラクターデザイン・モデリングなどさまざまな3DCGを手がけるCGプロダクションです。

セミナーの前半は、最近の代表的な作品紹介でした。ゲームでは「RIDGE RACERS 3D」のオープニングムービー、アニメでは「カルルとふしぎな塔」など。テレビ番組では「悪夢ちゃん」(日本テレビ系)「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」(NHK)、去年の「第64回紅白歌合戦」(同)などのCGやエフェクトを担当、実に多岐にわたるメディアで活躍しています。

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後半は、セミナーのメインテーマでもあるプロジェクションマッピングのメイキングについて。プロジェクションマッピングとは、建物や物体に対して映像を投影する技術で、最近あちこちのイベントで目にすることができます。ケイカでは去年の秋、イベントの一環として東京の上野公園にある清水観音堂に3DCGアニメーションを映し出すプロジェクションマッピングに取り組みました。

ロケハンに始まり、模型をつくっての試写、投影テスト、プリプロ(事前の各種制作作業)、CG制作、試写、本番まで、わずか3週間の工程でこなす必要があったそうです。お寺の建物に映像をぴたりと乗せ、その上で竜や洋館などいろいろな画像や動画を、ライブで演奏される和太鼓のリズムに合わせてダイナミックに表現。同社の高い技術力と業務の守備範囲の広さをうかがい知ることができました。
学生へのアドバイスや激励メッセージもありました。「好きで頑張って努力していたら、必ずチャンスがやって来る。チャンスは急に来るかもしれないので、普段からの努力が大事なんです。せっかくのチャンスをつかみそこねたら意味がありません」と、好きなことに対する情熱を持ち続けることの大切さを強調し、締めくくられました。

 

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好きなこと、興味のあることは誰にも負けないくらいとことん追求してください!

株式会社ケイカ
代表取締役社長
由水 桂氏

一口にCG制作会社といっても、いろんな仕事、いろんな世界があるんだということを知ってほしいと思いました。清水観音堂のイベントは、当社にとって初めてのプロジェクションマッピングの仕事でした。イベント本番があって、最後には拍手が起こる瞬間がある。ゲームやアニメの3DCG制作と違ってまた格別な楽しさがありました。
今回、好きなことに情熱を持って取り組み、チャンスをつかんでという話をしました。私は大学の勉強がつまらなくて、CGばかりつくっていたんです。就職活動もしていなかったから、卒業したらニートみたいなものでした。でもある会社に送ったCG作品がたまたま注目されて採用されました。というのも当時、ゲームの絵がドット絵から3Dにどんどん移行していたときで、3DCGがつくれる人材が必要だったんですね。そこが、私が独立するまで働いていた会社(ナムコ)です。だから好きなこと、興味のあることは、誰にも負けないくらい追求してください。

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