7/4 (土)14:00~

ポリゴン・ピクチュアズによる3DCG業界セミナー開催

アニメクリエイターに待ち受ける未来とは?身につけておきたい能力、そのために今やっておくべきことまで、知りたい内容が盛りだくさん!

2015/7/4(土)、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ人事総務部部長 兼松 厚氏にお越いただき、3DCG・アニメ業界セミナーを開催しました。

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冒頭、「今日は少し生々しい内容を交えて、アニメ業界の現実をお話ししたいと思います」という言葉に、参加した高校生・在校生たちは緊張と期待が入り交じった様子。そして客観的データをもとに語られたのは、「2014年を例にとると、アニメ業界は1兆4000億円を越える市場。仕事はとにかくいっぱいある」ということ、「しかしその一方で、アニメ業界で働く人たちの収入は意外に少ない」という現実でした。「だからこそ、作品をつくることが本当に好きじゃないと続けられない」と兼松氏は語ります。
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■同じ日に開催されていた第8回ACMシーグラフアジア神戸でのComputer Animation Festival のチェアマンを務める同社、代表取締役社長の塩田氏も、当校ホールでの作品審査の合間を縫って兼松氏のセミナーを見学に。

また、クリエイターの採用に10年近く携わってきた経験から考える「クリエイターになるために大切なこと」は、情熱+自分の作品をきちんと評価できる『審美眼』を持っているかどうか。さらには、技術的なスキルは機械にとって変わられるであろうこれからの時代、クリエイターは作品を企画してそれを紡いでいく『クリエイティビティ』がないと生きていけないとも感じているそうです。そのような『審美眼』や『クリエイティビティ』を養うには、経験と勉強あるのみ。「いかに多くの作品を見ているか。いかに多くの実践を積んでいるか。それがすべて自分の作品に現れる。クリエイターをめざすなら、年間100〜300タイトルは見てほしい」と具体的なアドバイスをいただき、それに対して学生から「絶対におさえておいたほうがいい作品は?」という質問も飛び出しました。

厳しい現実だけでなく、今後はインターネットによる動画配信サービスが広がることで、アニメ業界で働く人たちへの待遇も変わってくるであろうという明るい展望も語られた今回のセミナー。最後は、「エンターテイメント産業は人の心を震わせることのできる唯一の産業です」と、学生へのエールともとれる力強い言葉で締めくくられました。

セミナー終了後は、学生お待ちかねの作品指導タイム。お忙しい中1人1人に時間をかけ、丁寧に指導してくださいました。
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「自分ならどうするか」を考えながら作品を見よう。つくるときはビジョンをしっかり持って!

株式会社ポリゴン・ピクチュアズ
人事総務部部長
兼松 厚氏

採用のときに見るポイントは、ズバリその人の『本気度』です。なんとなく描いたうわべだけの作品と、本当に好きで一生懸命描いた作品は、明らかに違います。見る人の心を震わせるようなクオリティの高い作品をつくるには、多くの作品を見て勉強すること、そして自分でしっかりとゴールのビジョンを持ってつくることが大切です。また、ディレクターや監督に話を聞くと、他の作品を見るとき、カメラワークやライトのあてかたなどを自分だったらどうするか、真剣に考えながら見ると、それが経験値になると言います。ぜひクリエイティビティを養うための参考にしてください。なお、アニメ業界で上をめざすなら、技術だけでなく社会性も必要です。閉じこもって作品をつくっているだけでは、社会に出てから苦労します。学生のうちからどんどん外に出て、人と交流しましょう。

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