【夏の業界セミナーを一挙公開】「FINAL FANTASY XIV」等を手がける、スクウェア・エニックスによるゲーム業界セミナー内容公開

学校からのお知らせ

2014.10.03

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エキスパート集団、スクウェア・エニックスが語る「プログラマに求められる知識とは?」「就活ではコレが大事!」

2014/4/26(土)、ソニックホールでゲーム業界セミナーが開催されました。ご来校くださったのは、株式会社スクウェア・エニックスのゼネラルマネージャー・市谷和久氏とサウンド部テクニカルディレクター・土田善紀氏のお二方。

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この日は「進学・就職における決断と覚悟について」と題し、第一部は高校生向け、第二部は在校生向けと、二部制の形式で行われました。

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土田氏からは主に、プログラマに関する技術面についてのご説明がありました。ゲームプログラマに求められる技術は、コンシューマーとモバイルでは全然違うといった基本的な話から、「ではコンシューマープログラマには、そしてグラフィックプログラマ、サウンドプログラマ、AIプログラマにはそれぞれ何が必要なのか?」にわたるまで、実に詳しく具体的に語ってくださいました。

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市谷氏からは「就職活動論」というテーマで、主にプログラマが就職活動するときに必要なことに関してお話いただきました。事前研究、作品提出の際の注意事項、面接への心構えなどなど、プログラマだけでなく、あらゆる就活生にとってのヒントが満載でした。

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セミナー後は楽屋に十数名の学生が詰めかけ、まるで“第三部”が始まったかのような熱い質疑応答が交わされました。

~楽屋にてインタビュー~

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最近の若者は没個性的傾向が強い。面接には背伸びをせずに素で来てほしい。

株式会社スクウェア・エニックス
ローカライズ部 ゼネラルマネージャー/サウンド部 ゼネラルマネージャー

市谷和久氏

最近の学生は没個性化しています。エントリーシートを見ていても感じるのですが、手書きが減って、志望動機も他社のものとなんら変わりない。「学生時代にやったこと」と称して書いてある内容もみんな横並びです。自分が学んだ内容と志望企業の業務内容のマッチングくらいは最低限確認しておいてほしいですね。

面接では、いくら“化粧”してきても、こちらはそれを崩しにかかりますから。思わぬ質問を投げかけるなどしてね。だから背伸びしても無駄です。“素の自分”で来てほしいんです。なかなか素で来てくれる人はいませんね。今日はいろいろ厳しいことも言ったと思うんですが、個性ある人たちが出てきてくれるのを期待しています。

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大事なのは、学校で学ぶことだけではなく、自分でその先を切り開いていくこと。

株式会社スクウェア・エニックス
サウンド部 テクニカルディレクター

土田善紀氏

コンシューマープログラマは分業化が進んでいて、各分野で「○○なら日本一」というくらいのエキスパートがひしめいています。今日はどんなプログラマにどんな知識や技術が必要かをいろいろ細かく述べましたが、最低限学校で習うことは全部消化してほしい。大事なのはその先へ自ら進むことです。専門学校の勉強だけじゃダメです。さらに言えば、学生のうちにいろんなことをして、有名人になっておくこと。そのためにはプロ向けのセミナーなどにも臆せずどんどん出てください。正直なところを言いますと、こんなことが全部できる学生はほとんどいないんです。でも必ず毎年数人は出てきますよ。これはもう皆さん次第。その数人のうちの一人に自分がなってみせる、くらいの勢いで頑張ってほしいですね。

~インタビュー終了後、楽屋にて~

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土田氏(左)、市谷氏(右)

関連リンク

スクウェア・エニックス 公式ページ
神戸電子専門学校 ゲームソフト分野ページ
過去の業界連携セミナーレポート

 

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