【3月-5月開催・ゲーム3DCG業界セミナーレポート特集】スクウェア・エニックスから2人のクリエイター来校!「入社のために求められることはただ一つ、それは能力です」

学校からのお知らせ

2015.08.05

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2015/4/25(土)、株式会社スクウェア・エニックスから2人のクリエイターを招いて業界セミナーを行い、「ゲーム会社に入るには、そしてスクウェア・エニックスに入るには、何が必要なのか!?」をいろいろな面からオープンに語っていただきました。

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サウンド部テクニカルディレクターの土田氏は、ゲーム業界に抱かれがちなマイナスイメージ(長時間勤務に陥りがち、変化が激しい、など)をあげて、「大体その通りです!」という、衝撃的なお話から始められます。ゲーム業界は転職や中途入社によるキャリア採用も多く、同社の場合、特にキャリア採用においては即戦力として非常に高いレベルを求められるのです。従って「入るにも狭き門で、入ってから付いて来られない人も多い」。しかし入れる条件が一つだけあるとし、それは「能力があること。だからひたすら能力を磨くしかありません」と言い切ります。

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プログラマの南氏は専門学校入学時、「プログラムスキルはゼロ」でした。「専門学生時代に『できる人』と『できない人』ははっきり分かれてしまいます。できない側に入るとそのまま落ちぶれるので、早くから危機感を持ってください」という、リアルなアドバイス。入社してからは、他人のソースコードを読んだり、新技術の習得法を自分なりのやり方で身に付けたりして努力したそうです。「コミュニケーション力はゼロだと困りますが、当社は仕事の能力を一番重視します。いきなり任せても付いて来ることができる能力のほうが大事なんです」。業界を目指す若者にとっては、思わず身の引き締まるような“ホンネ”もたくさん聞くことができました。最後は「スクウェア・エニックスに入るのは確かに難しいかもしれません。でもこの業界は転職しながら目指す道を進むのが当たり前の世界なので、“とにかくゲーム会社に入る!”これさえ実現できれば、本当に入りたい会社に入れる道は開けます」と、希望の持てるメッセージで締めくくられました。

~楽屋にて質疑応答~

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セミナー終了後の個別質疑では、学生からゲーム業界で必要な技術的スキルに関しての質問などもあり、各質問に対して一人一人、丁寧にこたえていただく姿が印象的でした。

~楽屋にてインタビュー~

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「それでも入りたいんだ!」と思ってくれる人を求めています。

株式会社スクウェア・エニックス
サウンド部 テクニカルディレクター 
土田 善紀氏

今日は、当社が求めている人材について本当のところを包み隠さず話しました。マイナスイメージや厳しい面も強調しましたが、「それでも入りたい!」と思ってくれる学生さんがほしいのです。リアルなところで言うと、当社の場合、合格率は数百分の一くらいかも知れません。しかし確率の問題ではなく、能力の問題なんですよ。できるヤツが入れるんです。ここまでシビアなことを伝えて、なおかつ頑張りたいと思えるのなら、そのやる気は本物といえるのではないでしょうか。学生の皆さんに、その「やる気」は本物なのか、今一度冷静に考えてみてほしいと思いました。

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遊んでいるひまはありません。今苦労すれば、会社に入ってからが楽しい!

サウンド部 プログラマ
南 明宏氏

「遊んでいるひまはないよ!」というのが一番言いたいことです(笑)。今社会人になって改めて実感しているのは、親御さんや学校の先生が皆さんを思って口うるさく言うことはほとんど正しいということ。私からも、ハードルが高く感じられることを言わせていただいたかも知れませんが、実は会社に入ったほうがラクで楽しいんですよ!何せ好きなことが仕事としてできるのですから。だからこそ、今めいっぱい苦労してください。楽あれば苦あり、苦あれば楽あり、です。

~インタビュー終了後、楽屋にて~

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土田氏(左)、南氏(右)

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