『プリンス・オブ・ストライド』『ワンパンマン』『ダイヤのA』などを手がけているマッドハウスによるアニメ業界セミナーを開催!

学校からのお知らせ

2016.08.05

20160717_mad_0012016/7/17(日)『プリンス・オブ・ストライド』『ワンパンマン』『ダイヤのA』などを手がけるマッドハウスによるアニメ業界セミナーが実施されました。同社は、誰もが知っている国民的アニメから高い芸術性溢れる作品まで、幅広いジャンルのアニメを制作し、この世に多く輩出してきたアニメ制作会社です。そのマッドハウスからプロデューサーの豊田智紀氏をお招きして「アニメ業界ってこういうところ」と題してお話しいただきました。セミナーは学生から事前に質問を募り、それに豊田氏が答えるQ&A形式で進行しました。

学生から寄せられた質問の内容は「プロデューサーの仕事はどのようなことをするのか?」「1日のスケジュールは?」「プロデューサーとして心がけることは?」など、プロデューサーという職種の仕事や考え方に関わることから、「アニメ業界が新たにチャレンジしていることは?」「今後のアニメ業界はどんな問題がありますか?」といった、アニメ業界の内側に迫ることまで多岐にわたるものでした。豊田氏は質問に対して、ひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。

20160717_mad_002プロデューサーの仕事は、予算とタイトル(作品)の中身、スケジュールに基づいて監督やキャラクターデザインなどのスタッフィングを含め作品の完成までのレールを敷くこと。豊田氏は、常に現場の状況を鑑みて作品をよくするために最善の選択をすることを心がけているそうです。「長く仕事をやっていくうえで大切なことは?」という質問には、「仕事の意識を持つかどうかで分岐点があります。もうひとつは、自身で常に仕事内容に課題を見つけられるかが大切だと思います」と、職業意識をしっかり持つことが必要だと話されました。さらに、デジタル作画の現状やアニメの制作費と収益モデルの課題など他では聞けない話もあり学生たちには内容の濃いセミナーとなりました。

20160717_mad_004セミナー終了後も楽屋で個別に作品指導・質疑応答を行っていただき、就職活動に役立つ貴重なアドバイスも頂きました。

20160717_mad_003アニメ業界に求められるのは「恐れず飛び込める人」
株式会社マッドハウス
プロデューサー
豊田智紀氏
20年前に比べるとアニメーションは普遍化していて、例えば最新ニュースが「ポケモンGO」の話題ですし、普通に周囲にコスプレをやっている人がいる様になりました。自分がこの業界に入った20年前に比べると、今はアニメーションだからダメとか良いとかも無く、誰でも普通に見ている…普遍的な媒体になったと思います。であるがゆえに、業界は行き詰まっているとも思っています。ソフトが売れない状況は顕著です。アニメの本数は増え続けていますが、ソフトの売上は伸びていません。ハードディスクレコーダーやYouTubeの普及が大きな要因ですが、コアなファンではない人たちが増えた結果としてもソフトが売れなくなっています。じゃあこの状況をどう突破するのかという課題は、我々の課題でもありますが、今後入ってくる人たちがどう考えていくかでもあります。普遍的になったアニメーションにおいて、ソフト以外に何かを買いたくなるビジネスモデルを考えるのか、それでも買いたくなるソフトを作り出していくのか…どちらも必要だと思いますが、正解が判らない、見え難い状況は続いていくと思うので、それらを恐れずに飛び込める人が今後の業界を支えていく、変えていく存在になるだろうと考えています。

関連リンク
株式会社マッドハウス
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