5/24 (土)20:00~

「秘密結社 鷹の爪」を生んだ株式会社ディー・エル・イーによるアニメセミナーを開催!

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「秘密結社 鷹の爪」を生んだ株式会社ディー・エル・イーのFlashクリエイターが語る、
Flashアニメ制作のポイント!

2014/5/24(土)、ドームホールでアニメ業界セミナーが開催され、株式会社ディー・エル・イーから、元漫画家でクリエイターの鈴木隆輔氏がお越しくださいました。
同社は、Flashアニメーション「秘密結社 鷹の爪」でおなじみの映像コンテンツ制作会社。今やすっかりアニメーションの一ジャンルとして確立されたFlashアニメーションですが、その背景には同社の奮闘がありました。

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かつてFlashアニメーションは、「Flash職人」と呼ばれる個人クリエイターが制作しており、“2Dアニメの劣化版”としかみなされていなかったそうです。
「当社が『THE FROGMAN SHOW』や『秘密結社 鷹の爪』などのFlashアニメーションをテレビで放送したときも、当初は『あんなクオリティの作品をテレビで流すなんて!』と、非難ごうごうだったんですよ(笑)。でも、回を重ねるごとにそのストーリーのおもしろさが認められてきて、今ではアニメの一ジャンルとしてとらえられるようにまでなったんです」
と、鈴木氏は同社のFlashアニメーションの歴史を振り返ります。

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セミナー中盤では、キャラクターがどんなふうにFlash上で動くのかを、ソフトを使いながら実際にご披露くださいました。

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「Flashアニメをつくること自体は簡単。おもしろいものをつくるのが難しいんです。だからシナリオが重要」「四コママンガのようなテンポが大事。絵や動きのクオリティの低さを逆手に取っておもしろく見せることができる」
といった、制作のポイントも詳細に解説。
最後は鈴木氏を囲んで“何でも質問”のコーナーが設けられ、和気あいあいとしたコミュニケーションが繰り広げられました。

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人生、絶対に絶望しちゃいけない!
いつも夢を持っていよう。

株式会社ディー・エル・イー
スタジオアンドプロデュース部 クリエイター
鈴木 隆輔氏

セミナーでは、作品づくりに対して自分(会社)がどんな心構えで取り組んでいるかを伝えようと考えました。あまりに熱心に聞いてくれるからうれしくなっていろんなことを話してしまいました(笑)。
アニメーター志望の方が多かったので、技術的なアドバイスも役に立ったのではないでしょうか。
例えば重力の表現。アニメーターにはこれができない人が多いんです。ボールを投げたときの動き、力がどうたまってどう伝わるか。普段からモノの動きを観察していないと、なかなかうまくいきません。日常の観察力も大事なんですよ。

学生にとっては、会社が求める人材像も気になるところと思うのですが、採用する側からいうと、あいさつができるかなど、「人としてきちんとできているか」が基本です。その基本ができていれば、あとは皆さんの頑張りだけなんです。
私の目下の夢は、一つは映画監督として一つの作品をつくること。とても楽しみにしています。もう一つが人材育成ですね。会社だけでなく、業界ももっと底上げしてかなければなりませんから。
学生の皆さん、先の分からない人生だからといって決して絶望してはいけません。つねに夢を持っていてください。

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