8/8 (土)10:00~

アニメ「NARUTO-ナルト-」や「東京喰種」を手がける、ぴえろによる業界セミナー開催!

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「NARUTO‐ナルト‐」を手がけたぴえろによるアニメセミナー。
キャラクタービジネスの展開で、世界に日本のアニメを広げよう!

2015/8/8(土)、株式会社ぴえろより浅賀 央起氏をお招きし、アニメ業界セミナーを開催しました。
同社は30年以上にわたってアニメ業界をリードしてきた会社で、この夏、劇場公開された「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」やテレビアニメ「NARUTO‐ナルト‐疾風伝」「東京喰種トーキョーグール」「ベイビーステップ」などの多数の人気作を手がけるアニメ会社です。
今回は、過去の作品と今年手がけた新作ラインアップの紹介ののち、「日本アニメの特性」について基本から解説くださいました。数あるアニメの中でもヒット作と呼ばれるものは、さまざまな方向に拡大し、アニメ単体の人気に加えて、イベント、玩具商品、小説・アニメブック化、ゲーム化、音楽出版などのクロスメディアを経て、国内・国外問わずアニメキャラクタービジネスとして確立されているとのこと。こうしたビジネスの具体例を、同社の代表作「NARUTO‐ナルト‐」で説明して下さいました。

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全世界で圧倒的な支持を持つNARUTOは、グッズ、「Japan Expo」のようなアニメイベント、アニメライブなどで各国に展開されており、特にアメリカでは、忍者ブームが追い風となり人気が沸騰、2006年には『NEWSWEEK』誌が選んだ「日本人の偉人100人」の中に、唯一アニメキャラとしてランクインしたほどです。
「アニメはこのように映像制作だけでなく、さまざまなビジネスとして面白いものに展開できる楽しさがあります。同社は、もちろん現在もアニメ制作中心ではありますが、さまざまなキャラクタービジネスを拡大していく方向にも向かっており、日本のアニメの面白さを違った角度から世界中に展開する会社になっていきたいと考えています」と浅賀氏は語ります。

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「子どもたちが面白がってくれる、“面白さのストライクゾーン”を感じられるのは皆さんの世代。アニメ業界は、他社同士、競合だからといって決して反目し合うような世界じゃないんです。業界みんなで手を取り合って日本のアニメを広げていきたい」と締めくくりました。

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セミナーの最後には、浅賀氏のご厚意により、劇場公開されたばかりの「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」の招待券をかけたじゃんけん大会を開催。終了後には、楽屋で学生の質問にも丁寧にお答えいただき、満足度の高いセミナーとなりました。

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アニメは急速にデジタル化が進んでいる!
次世代のアニメを担うのは皆さんの世代です。

株式会社ぴえろ
人事総務部長
浅賀 央起氏

私は人事総務部長という立場で、自分の手で制作をしているわけではないのですが、制作現場のど真ん中に机を置いて、現場のスタッフと一緒になって仕事をしています。社歴15年なので、アドバイスを求められたら何でも答えるし、大変そうなスタッフがいたらサポートするなどして、後方から制作部隊を支え続けてきました。
現場を目の当たりにしているのでよく分かるのですが、アニメ制作は確かに大変な仕事です。でも完成後の感動は、その何倍、いや何十倍も大きい。
作画は現在急速にデジタル化が進んでいるので、神戸電子のようなコンピュータ系の専門学校卒業生にとっては今後、有利な状況が期待できます。デジタル化によって省力化も促進されるので、作業現場の大変さも軽減されていくでしょう。
デジタル時代のアニメを開拓していくのは、まさに皆さんの世代だと思いますので、ぜひアニメへの愛を忘れずに勉強を頑張ってほしいですね。

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