9/12 (土)14:22~

アニメ『進撃の巨人』『終わりのセラフ』など手がけるウィットスタジオによる業界セミナー開催!

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『進撃の巨人』のキャラクターデザインを手がけたアニメーターが
歩んできた道のりを披露。そこから見えてきた「アニメーターに必要なこと」。

2015/9/12(土)株式会社WIT STUDIOの取締役・浅野 恭司氏によるアニメ業界セミナーが開催されました。
同社は、テレビアニメ『進撃の巨人』『終わりのセラフ』など人気作品を制作しているアニメ会社で、浅野氏は『PSYCHO-PASS サイコパス』『進撃の巨人』のキャラクターデザインなどを手がけた方です。アニメ業界に入って20年。人気作を手がける現在に至るまで歩んでこられた経歴を軸に、アニメーターにとって大切なことをお話くださいました。
入社当初は動画からスタートし、次のステップである原画に進むためには月500枚以上を3ヶ月連続で達成しなければならなかったそうです。原画を担当したときには、シーンとなっている実際の場所に出向き、登場人物と同じ目線で見える景色を確認して、「肌で感じるものがいかに貴重か」を実感したという経験も。今までを振り返ってみると「若いときに出会っていた人が、今の自分のキーパーソンになっている」とも語ります。

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作画監督になったのは5年目ごろ。北海道テレビ放送制作のバラエティ番組『水曜どうでしょう』のDVDでオープニングアニメの監督を担当した際には、普段のアニメーションではあまりやらないフルコマにチャレンジし、「そこで絵の動きをいろいろ研究・勉強したことが今につながっている」そうです。その原画もお持ちいただき、学生たちは一人ひとり手にとって眺めていました。

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さらに、『進撃の巨人』『PSYCHO-PASS サイコパス』のキャラクターデザインのコンペに出した実際の絵を見せていただいたり、キャラクターを描く上で意識した点や、両方とも選ばれたからこその嬉しい苦労話も聞かせていただいたりと、作品のファンにとってはたまらないセミナーになりました。

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株式会社WIT STUDIOでは、1.作画のクオリティ 2.スピード 3.チームワーク 4.プロ意識という4つの行動指針を掲げていて、なかでも1.作画のクオリティを保つためには「動きへのこだわり」「実在するものを描くときは観察して描くこと」「いろんなものに興味を持つこと」「空間認識力」「資料収集力」が必要になるというお話は、学生は自分たちへのアドバイスとして受け止めていました。

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セミナーの最後には、浅野氏のご厚意によりプレゼント頂いた、たくさんのアニメグッズをかけてじゃんけん大会を開催。終了後には、控室で学生の作品指導にも丁寧に対応くださり、学生たちにとって非常に満足度の高いセミナーとなりました。

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会社に入ってからが本当の学び。
吸収力のある若いうちにアニメ以外のものも見ておこう。

株式会社WIT STUDIO
取締役/アニメーター
浅野 恭司氏

私はもともと絵を描くのが好きで、中学生のころからアニメにハマり、高校卒業後アニメーターをめざして専門学校に進学しました。もちろん基礎的な技術は専門学校で学びましたが、本当に勉強になったのは会社に入ってからです。特に原画をやっているときは、動きを描くためにいろんなことを研究しました。
アニメ業界は、あとから入ってきた若い人でも、伸びる人がどんどん追い越していく世界です。とはいえ、20年やってきたからこそできる見せ方というのもあります。そこは負けないよう意識して描くようにしています。
一方で、若い人たちの吸収力や伸び率はやはりすごいと感じます。その、いろんなことが吸収できる若いうちに、映画や絵画などアニメ以外のものもぜひいっぱい見ておいてください。ジャンルが違うものであっても、アニメに活かすことができればそれは自分の特技になるはずです。
アニメだけを見てアニメを描くよりも、いろんなものを見て吸収し、それを活かしてアニメを描くほうが、他の人とは違う強みを持った作品になると思います。

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