【デザイン業界セミナーレポート】DOKUTOKU460 × DEVILROBOTS 「キャラクターデザインの楽しい世界」

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世界を舞台に大活躍する気鋭のクリエイター2氏が登壇!
キタイシンイチロウ氏と城間英樹氏による「キャラクターデザインの世界」

2017/8/5(土)、グラフィックデザインに興味を持つ学生を対象に「キャラクターデザインの楽しい世界」と題した業界セミナーを北野館のドームホールで開催しました。有限会社DEVILROBOTSの代表でデザイナーのキタイシンイチロウ氏と、株式会社DOKUTOKU460の代表取締役でアートディレクターの城間英樹氏が登壇。両氏の数々の作品を大画面に映しながらディスカッションが行われました。両氏は一緒に活動されることもある間柄らしく、ざっくばらんな会話が交わされ、和やかな雰囲気のセミナーとなりました。

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キタイ氏がキャラクターデザイン方法を伝授!貴重なエピソードもお教え頂きました

キタイ氏は、キャラクターをデザインする方法について「まず左か右を半分だけラフスケッチをして、それをスキャンしてillustratorで反転コピーをしてラインを起こし1体にしたものを作り込む。私はマウス派でペンタブは使っていません」などと詳しく解説。さらに、クライアントにダメ出しをされた時に改善して納品できたエピソードも語っていただき、厳しい現場の状況を垣間見ることができました。

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監督に作品を送付…成功への近道は自信と積極的に動くこと

城間氏の地元は沖縄で、上京後の就職活動について「当時はパソコンが全くできず、受けた30社ほどすべて不合格でした」と語ります。アルバイトで学費を貯め、半年間だけ専門学校でパソコンを学んで作った作品を持参して就職活動し、ゲーム会社にアニメーターとして入社。その後、キャリアアップをと考え、以前感銘を受けたゲームを作ったコナミ株式会社の監督宛に自ら作品集を送付するという積極果敢な就職活動が認められて、「メタルギアソリッド3」などのゲームキャラクターの制作に関わりました。独立後は、キャラクターデザインのほか、ゲーム・アニメーション・グラフィックに3DCGを取り入れたさまざまな企画を手がけるなど国内外を問わずマルチな分野で活躍されています。学生たちは、これらのエピソードを聞くことで自分の作品に自信をもって積極的に行動することが成功への近道であることを学んだに違いありません。

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アイデア・デザイン・見せ方の工夫で日本にも世界にも目立った発信を!

両氏とも、ご自身の作品を売り込むための行動を今も常に続けておられます。国内外の展示会やトイショーなどに積極的に参加をし、フィギュアやポストカードなどのグッズを展示&販売することで世界中のクリエイターや、キャラクターを必要とする企業などへの認知度アップにつながっているとのこと。キタイ氏は「今はSNSでの発信などでも売り込むチャンスがある。ただ、埋もれないようにアイデアとデザインをしっかり磨き、見せ方を工夫するなど目立つための努力が必要」と話しました。城間氏は「クオリティの高いキャラクターはコンセプトやストーリー設定がしっかりしている」と語り、学生にとってはキャラクターデザインを行う際の貴重な学びとなりました。

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作品指導や賞品、ネタ帳公開などの貴重な機会に学生もやる気アップ!

最後に、学生が取り組んだ課題から優秀な10作品を選んで批評くださり、それぞれについてコンセプトからデザインの考え方まで教えていただきました。その中から特別賞3作が選出され賞品が贈られました。また、学生の希望者には楽屋にて相談コーナーが設けられ、城間氏が普段使っているネタ帳を公開してくださるなど、学生たちにとっては、またとない貴重な体験となりました。

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株式会社DOKUTOKU460 代表取締役
アートディレクター
城間英樹氏(写真左)

みなさんの発想力を活かし、努力を続けてください。

この業界をめざすきっかけになったのは、映画「トイストーリー」。フルCGアニメでこんなにすごいものが作れるんだと感動しました。私はネタ帳を持ち歩いて、思いついたらすぐに書ける状態にしています。面白いアイデアを忘れて損するのが怖いでしょ。もしかしたらそれがヒットしたかもしれない。浮かんだアイデアは、ためておいて損はないですよ。みなさんの作品を見せていただいて、若い感性に驚き、私たちにも出てこない発想に出合えて刺激をもらいました。キャラクターのデザインは、アウトラインを線の太さを10と決めたら内側の線は7で描くとか、法則を決めると線がばらつかず、まとまった絵になりやすい。自分で決めた線の太さの法則を守って描いてみてください。地元が沖縄の美ら海水族館のそばなんです。将来、ここに拠点を置いて沖縄発のキャラクターを世界に発信していくのが夢です。

有限会社DEVILROBOTS 代表
デザイナー
キタイシンイチロウ氏(写真右)

デザインを本当に好きなら、のめり込めるはず。

学生のみなさんと接する機会があるたびに「本当に好きでやっているのか」と聞いています。やっぱりデザインが好きでないといいものは出てきません。課題に取り組むときも嫌々やっているようでは良いものはできません。デザインを好きになれば、どん欲になって本や映画にもたくさん接するようにもなり、いろいろ吸収することでだんだん磨かれていくんです。
また、学生のみなさんは、1つの課題をやるときには10案くらい考えてほしい。その中から提出するのは1案でも、残りの9案はストックしておく。急にアイデアが必要になったり、忙しくてどうしても考える時間が作れないときなどに、ストックの中から出してくるといいと思います。新しいものを時間がないところで作るより、ストックしたものをアレンジしてみると面白くなったりすることを覚えておいてください。

【関連ページ】
・DOKUTOKU460
・DEVILROBOTS
・神戸電子専門学校 グラフィックデザイン学科(グラフィックデザイナー・Webデザイナーを育成する学科)の紹介ページ
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