2017年 3DCG・アニメ業界スペシャルセミナー総集編⑩~アニマ×ILCA セッションセミナー~

共に目指すのは、エンターテインメント業界のありとあらゆるフィールドで、多様な映像コンテンツを世界に向けて発信すること
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アニマ 代表取締役 笹原氏
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イルカ 代表取締役 岩崎氏 

2017/7/28(金)、株式会社イルカ代表取締役の岩﨑拓矢氏と、株式会社アニマ代表取締役の笹原晋也氏によるCG業界セミナーが開催されました。セミナーは2部構成で行われ、1部ではそれぞれの会社の紹介、そしてコラボにより実現したいことを語っていただきました。在校生を主な対象とした2部では、CG業界を目指す学生に向けて具体的なアドバイスをいただきました。DSC_2315_R株式会社イルカは、2010年設立。「ジャンルと国境を越える!」という理念のものと、様々なCG映像コンテンツを世界に向けて発信している映像制作スタジオです。ちょうどセミナー翌日に発売された『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』では、グラフィック制作で開発協力をしています。
他にも、同社の岩﨑氏が代表を務める、ゲームソフトの企画・開発を行う株式会社オルカ、スマホアプリの企画・開発を行う株式会社イルカアップスという関連会社があり、得意分野を生かしコラボしながら、主にゲーム業界で急速に成長しています。DSC_2313_R

一方、株式会社アニマは、1997年に設立した、3DCGをメインとしたCGプロダクションで、特にゲームの3DCG ムービーを得意としています。オリジナル作品の制作にも力を入れていて、3DCG、アニメ、実写を問わず、長編映像の制作も積極的に手掛けていきたいと考えています。その視線の先は日本のみならず世界に向けられており、先日はピクサーに在籍していた日本人スタッフを会社に迎え入れ、本格的に体制を整えつつあります。

すでに同じ敷地内に会社を構えるイルカとアニメの2社がコラボして目指すものは、ゲーム、アニメ、ミュージックビデオ、映画など、ありとあらゆるフィールドにおける映像コンテンツの制作。
たとえば急増しているスマホゲームを、アプリ開発と映像制作でコラボしたり、海外への進出も視野に入れた長編映画にチャレンジしたりすることで、お互いの可能性をさらに拡大したいと力強く語っていただきました。

セミナーの2部では、
①学生のうちにやっておいて欲しいこと
➁業界にきて欲しい人
③ポートフォリオ制作で注意すべきポイント
と、就職に向けてのアドバイスをいただきました。

アニマには当校の卒業生も就職しているため、①については先輩から事前にヒアリングしていただきました。それによると「デッザン力、アート力、人体構造の理解を深めていないと生き残れない。ソフトが触れれば仕事ができる時代は終わった」「就職したらなかなか時間がとれないので、今のうちに映像をたくさん観ることが大切」「学生のうちから作品をプロに見てもらって、講評をもらうこと。ダメ出しされても気持ちを強く持って作品スキルを上げることが大事」など現場で頑張っている先輩ならではのアドバイスに身が引き締まります。
➁については
「元気な人。たとえダメ出しされてもめげない熱い思いをもっている人」(岩﨑氏)
「自分で作ったものを誰かに渡す必要がある仕事なので、コミュニケーションがきちんととれる人」(笹原氏)

③については
「相手の気持ちに立って、見やすいポートフォリオをつくること」(笹原氏)
「たくさん作品をつくって自信がある順に並べることで、途中で見なくなっても(笑)得意なことを伝えられる」(岩﨑氏)との回答でした。
セミナーを通し、学生たちはCG業界のさらなる可能性の広がりを見出す中、より具体的な将来像を描くきっかけになったと思います。

セミナー終了後は、個別作品指導を両社長から受けることができ、学生にモチベーションは最高潮に!非常にありがたい時間です。

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好きなことを仕事にするのは、すごく幸せなこと。
もっともっと見て、楽しんでください

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株式会社ILCA
代表取締役
岩﨑 拓矢氏

ゲーム市場が急速に成長した時期に、業界で仕事をしてきました。そんな中で、これからはCGとアニメ、音楽ライブなど、いろいろな業界、映像メディアが一緒になっていくなぁと感じ、ジャンルを超えて新しいことをやっていきたいと考え、7年前に今の会社を立ち上げました。好きなことを仕事にするのはものすごく幸せなこと。本当に好きなら、すごい量のアニメやゲームを楽しめると思うんですが、話をしていると、実はその量が、皆さんまだまだ少ないと感じています。もっともっと、貪欲に多くの作品に触れて欲しいと思います。

そして自分の作品ができた時には、ひと呼吸おいて再度、見るクセをつけてください。アレ?何かおかしい?と感じたら、放っておけない、すぐ自らの手で直したくてたまらなくなる、そんな人がこの業界には向いていると思います。もしその作品が世に出た後に気付いた事なら、その時はそのアイデア次のチャンスに活かせればいいんです。

自分の立ち位置を捉え、主体的に動ける人と
世界に通用する長編アニメに挑戦したい

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株式会社アニマ
代表取締役
笹原 晋也氏

ゲームが好きで、CGアーティストとして制作に携わっていたのですが、経営的な数字を見ることや人を教育することが好きで、マネジメントがしたいと考え、2003年にアニマの代表取締役に就任しました。当社ではオリジナル作品の制作にも力を入れていて、イルカさんと一緒に3DCGの長編アニメーションを制作し、世界に発信することが目下の目標です。
仕事のスキルがあることはもちろん大切ですが、チームでものづくりを行う業界なので、スケジュール管理やデータの管理についてしっかり確認し合うことが必要。コミュニケーション能力はとても重要です。
また、自分が今どういう状況にあって、何をすべきかを客観的に捉えられるようになって欲しいですね。言われたことをするだけでなく、主体的に動く方が本人も断然楽しいと思います。辛抱強く続けることは大変ですが、あきらめず粘り強く続けていくことが何より大切です。

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(関連サイト)
アニマ
ILCA
神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科