『 テクノ盆 』 まつり囃子 150年ぶりのリエンジニアリング

2014.8.21

CATEGORIES:神戸 ,音楽

日 時: 8/25(月) 7:45pm 〜 8:25pm(40分間)
場 所: ホテル北野プラザ六甲荘駐車場特設会場(神戸電子専門学校本館東隣)
 
音楽コンテンツの嗜好が世代別で断絶する中、地域、世代のギャップを超えて支持される音楽。海外から ”Oh It’s Japan !” と明確に認知される音楽。我々にとり、これらを満たすものとは、まつり囃子になりはしないでしょうか。
脱亜入欧でもって西洋人になろうとばかりにひた走った150年間をこの点においては一度引き戻したい。根っこのうずきを満たす音の昇華をカタチにしたいと続ける試み、テクノ盆。是非地域の皆様にお楽しみいただきたく、今年も練り上げて参りました。
完成には数十年とかかるやもしれません。その過程を共に味わって頂ければ幸いです。
 
  
「テクノ盆」は、神戸電子専門学校、ホテル北野プラザ六甲荘共催による地域住民に向けた「感謝祭」の一プログラムです。
「感謝祭」 8/25(月) 4:40pm 〜 8:30pm 北野婦人会盆踊り、兵庫県立農業高等学校
 
テクノ盆チラシ 
 
参加申込: Facebookイベントページ

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『 DTMマガジン 』記事掲載 サウンドデザインの可能性

2014.8.17

CATEGORIES:学校・教育 ,音楽

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『DTMマガジン』の2014年6月号に、昨年末、本校で行った講座「サラウンドセミナー」の様子が掲載されました。サラウンド音響デザインの業界を牽引する第一人者のkatsuyuki setoさんが、さまざまな業界人と対談するという連載企画です。今回は、本校での講演の様子を取り上げていただきました。編集者である萬健一郎さんと僕も参加し、今後ますます面白くなる「サウンドデザイン」の可能性について対話した内容を少しご紹介しますね。
setoさんは「3Dサウンドデザイナー・プロデューサー」の肩書きをもつ方。「音のデザイナー」です。アーティストのように自分の感情や感覚を表現するために音楽を創造するのではなく、「誰に伝えるのか」「どのようにすれば伝わるのか」といった設計をしながら、音楽をつくります。レコーディングやミキシングなど制作の部分においては、いわゆるミュージシャンやアーティストと同じです。しかし、ビジネス・モデルが異なり、setoさんはCDやWeb上で音楽を販売して収益を得ているわけではありません。クライアント、要するにつくった音を買ってくれるお客さんがいます。
たとえば、レストランやバーに「こんな音楽を流したい」という要望をもつクライアントに対し、そのイメージを形にするのがsetoさんのお仕事です。もちろん、お店にやって来た人は、「katsuyuki setoがつくった音楽が流れている」とか「サウンドデザインに力を入れているね」なんてことは思わない。けれど、「このレストランはなんとなく落ち着く」「このバーは上質な雰囲気だね」といった感覚的な“心地よさ”を受け取るはずです。
「いかに心地よく時間を過ごせるか」。これは21世紀の生活にとって大きなキーワードであり、これからの音楽業界においても、重要なことだと感じています。setoさんのお話によれば、東京の駅では、ラッシュ時の殺伐とした時間帯に鳥の声が流れるそうです。しかし、朝から晩まで同じ音が流れ、まだまだ発展途上なのだとか……。setoさん自身が手がけられた最近の仕事では、時間帯や季節によって音が変わる緻密な仕掛けを施したそうです。とても素敵なアイデアだと思います。
今後、都市部での人口は増加し、人口密度は高まり、今よりさらに車や電車の騒音があふれ、音に対する感覚はセンシティブになっていくと思います。しかし、都市の中において、建築やグラフィック、プロダクトデザインなど、視覚・触覚を刺激するデザインが重要視されつつあるのに対し、聴覚に対するデザインはまだまだ意識されていません。
その意味で、「今まで音楽というのは、エンターテインメントしかなかった」というsetoさんの言葉が印象的でした。建物や空間をデザインする人が、音の力を理解し、配慮のゆき届いた環境をつくるためにサウンドデザイナーに仕事を依頼する。これまでの音楽の領域を超えたところに、社会の“心地よさ”を一歩前進させる力があるように思います。
日常の“心地よい”をつくる、サウンドデザインの可能性。僕はもちろん、学生たちも心を動かされたのではないでしょうか。

★DTMマガジン
http://www.dtmm.co.jp/
★katsuyuki seto
http://katsuyuki-seto.com/
 
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COMIN’KOBE14

2014.5.21

CATEGORIES:神戸 ,音楽

COMIN'KOBE14

飛び石連休のGW。4月29日の神戸の街は今年も盛り上がりました。開催されたのは「COMIN’KOBE」。神戸国際展示場をメインに、同時多発的にステージが組まれる大型フェスです。

「COMIN’KOBE」は、1995年に起きた阪神・淡路大震災がきっかけになったチャリティーイベント。焼け野原となった神戸の街から19年。復興を遂げた神戸の街で「復興を支援していただいた全国の方々に対して、何か恩返しがしたい」という思いから、2005年に前身となる「GOING KOBE」がスタートしました。現在は「COMIN’KOBE」と名前を変え、今年で10回目。多くのアーティストやボランティア、参加者の方々から賛同をいただき、無事に開催となりました。震災当時の神戸の街を、いまだありありと覚えているだけに、各ステージから聴こえるオーディエンスの歓声、ただよう楽しげな空気、元気な神戸の街が見れ、毎年この日はとても嬉しくなります。

さらに今年は嬉しいことがもうひとつ。それはサウンド分野の学生たちが、サテライトステージの運営をまるまる任せられたこと。神戸電子では本格的な音響技術を磨く学科が有ることから、主催者の松原さんからは近年ずっと「神戸電子の学生とコラボしたい」と嬉しい言葉を頂いていました。なかなかタイミングが合わなかったのですが、念願かなって今年、実現にいたりました。

ライブステージというのは、ただアーティストが演奏して歌うだけで成り立つものではありません。バンドごと曲のセットリストを元に、どのタイミングでどんな音響効果をいれ、照明でもってどう演出するか……。演奏中もボーカルと各楽器、バックコーラスのバランスをいかに調和させるかといった細かな調整が必要になります。学生諸君は開催日の前からコツコツと、会場設営やオペレーションなどの準備を、真剣に打ち込んできました。大きなステージよりも、端から端までが見渡せる小さなステージの方が、学生諸君にとっては力になると思っています。小さな規模であれば、作業のすべてを自分たちの力でこなしていかなければならないからです。神戸電子は「地域交流」を教育方針として掲げていますので、学生たちのスキルが「COMIN’KOBE」のような地域密着型のイベントに役立つ、そんな日を待ち望んでいました。
ただ、29日は朝から雨模様。小雨程度ならよかったのですが、土砂降りが一日中続く天気となり、学生たちが運営する予定だったサテライトステージの開催が中止になってしまいました。本当に残念です。

しかし、学生たちは各ステージの裏まで入ることができる特別なパスを持っているので、各自プロの現場に足を運び、どういった運営でステージが組まれているかを見聞きしていました。きっとこの経験は来年のサテライトステージ運営にむけての役立つことでしょう。

学生たちに混じって、ステージの裏側を見学しました。ちょうど演奏されていたのはKEN YOKOYAMAさん。彼は東日本大震災の復興支援を精力的に行っているアーティストです。被災地の復興を真摯に願う、ひたむきでまっすぐなメッセージに思わず胸が熱くなりました。こんな心を刺すような興奮と感動を、学生たちはもっと体験していってほしいものです。

大盛況のなか幕を閉じた今年の「COMIN’KOBE」。来年の開催はさらに盛り上がるステージに期待です。神戸電子もリベンジに向けて今から動きはじめます。

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<リンク先>
★COMIN’KOBE
http://comingkobe.com/
★KEN YOKOYAMA
http://www.pizzaofdeath.com/

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