収穫有り、バリアフリー2011

2011.4.28

CATEGORIES:雑記

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インテックスで開催されていたバリアフリー2011、最終日に家族で行ってきました。
音声認識の環境制御装置『ボイスキャン』。探し求めていたのはこれです。手足の制御が効かないチャレンジドがPCや家電製品を音声で操作できるようにしたインタフェースです。過去色々と試した中で音声認識の反応精度に期待感を持てたのはこれが初めてです。
 
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PCの他、テレビ、エアコン等の赤外線制御と音声認識を組み合わせた仕組み。「縦460、横700」とまるで迫撃砲の着弾位置指定のように話して、カーソルの移動場所を指定し、「クリック」と言って全てのマウス操作を代替えします。PCのポインティングデバイス(マウス等)を足や、首の制御が効く方は顎で操作されたりしています。あれは大事な関節の損傷が多かったりと問題を残しています。音声認識は操作時間が掛かりますが体に優しいデバイスと言えるでしょう。ちょっと値は張りますが、介助無しでは読書さえままならない者にとり、PCが使えるか否か、大問題につき、我が家では夏導入に向け準備したく思います。
 
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ついでに見入ってしまった車椅子洗浄マシン。屋内外で同じ車いすを使用する場合、重宝します。もちろんこれは施設向けではありますが。
 
バリアフリー2011を回ってみて感じました。チャレンジド向けにこれだけの機器やサービスが製造される国は、世界中にそうありません。大きな強みですね。もう少しプロダクトデザインに光を当て、補助金前提の価格設定から脱却できれば、これら全ての製品が国境を越えて適価で流通に乗る事が期待できるのではないでしょうか。
大きなフェアを実施している業界はその海外シェアが如何ほどであるのか、以後注視してみます。
 
  
日本赤十字社 東北関東大震災義援金

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