6/21 (土)15:00~

研究開発にこだわり続けるヘキサドライブによるゲーム業界セミナーを開催しました!

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「ヘキサエンジン」の全貌と「よいプログラマーになるためのアドバイス」!

2014/6/21(土)、ソニックホールで開催されたゲーム業界セミナーには株式会社ヘキサドライブから、代表取締役社長兼CEOの松下正和氏、本校卒業生のプログラマー・川口泰良氏と上原亮太氏がお越しくださいました。

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同社の大きな特徴の一つはゲームエンジンを自社制作していることです。ゲームエンジンとは、ゲームソフトを制作するために必要かつ特別なプログラムを持ったゲーム開発システムのことですが、同社ではオリジナルのゲームエンジンを開発し、「ヘキサエンジン」として確立しました。PlayStation3やXbox360、パソコンなどさまざまなプラットフォームに対応し、制作効率を格段にアップさせることができます。セミナーでは最新の「ヘキサエンジン」を適用した動作や表現のデモンストレーションが行われ、エフェクト表現やパフォーマンスの改善点なども詳しく聞くことができました。

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松下氏は「ただ既存のエンジンを使うよりも、つくるところから取り組むことで初めて得られるものがあります。社内でつくり、使うからこそノウハウがたまって技術が向上し、対外的にもそれをアピールすることができるんです」と、ゲームエンジン開発の理由についても語ってくださいました。

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後半は、「優れたプログラマーになるためには何が必要か」に話が及び、「周りとのコミュニケーションを大切に」「提案できるプログラマーが重宝される」「自分だけの特化した武器を持とう」といったアドバイスが述べられました。

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セミナー終了後は楽屋にたくさんの学生がつめかけ、熱気ある質疑応答が続けられました。

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松下社長と直接お話しがしたいと、岡山県から参加したやる気のある高校生とも個別に面談を実施していただき、ゲーム業界について丁寧に応えていただきました。

~楽屋にてインタビュー~

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よいクリエイターになれるかは努力次第!自主トレをおこたらないでください。

株式会社ヘキサドライブ
代表取締役社長兼CEO
松下 正和氏

ゲームエンジン開発については、少し難しい話もあったかもしれませんが、エンジンを一から開発している会社があるんだ、という部分だけでも知ってもらえたらと思いました。学生さんの反応を見ていると、かなり興味を持って聞いてくれていたようですね。同時に、プロのゲームプログラマーはどうあるべきかについて当社の考えを知ってほしいと考えました。人間として、社会人としての基本的なことができているかは、面接の場で大体分かります。後は本人の努力次第ですよ!よいクリエイターになるためには、いつも自主トレが必要なのです。

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学校の授業は基本であり、最低限のこと。それ以上のことに自分から取り組んでほしい。

株式会社ヘキサドライブ
開発部 プログラマー
川口 泰良氏(本校卒業生、岡山県岡山工業高等学校出身)

学生のときは「学校では誰にも負けない、自分が一番」を常に目指していました。今は、組織の一員であることを強く意識し、「自分に求められているのは何か」を誰よりも早く察知し、今ある戦力を使ってできる最大、最良のことを考えるように努めています。求められることは常に変わっていきますからね。しかし一番を目指すという基本的姿勢は昔から変わっていません。卒業生の立場でアドバイスするなら「授業だけではぬるい。自ら熱いことに取り組んでください」、これに尽きます。

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武器が何もない人なんていない。必ず見つかる! それを伸ばそう!

株式会社ヘキサドライブ
開発部 プログラマー
上原 亮太氏(本校卒業生、香川県飯山高等学校出身)

たくさんの後輩を前にして、とても緊張しました。「自分だけの武器を持て」という話がありましたが、ゲームやプログラミングに全く関係ないことでもいいんです。私の場合はコミュニケーション力です。ゲームは自社だけでつくるものではありませんから、社外の多くのスタッフとも密な連携が必要です。ゲームづくりの3分の1はコミュニケーションといっても過言ではないくらい。「自分には武器が何もない」なんて思わないでください。絶対に何かあるはずなんです。それを見つけ、伸ばしてください。

~インタビュー終了後、楽屋にて~

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川口氏(左)、松下氏(中央)、上原氏(右)

関連リンク

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神戸電子専門学校 ゲームソフト分野ページ
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