8/1 (土)13:02~

ゲーム業界のトップクリエイターが語る、ゲームづくりの責任と情熱。 大ヒット作『龍が如く』の話題やゲーム業界をめざす人へのアドバイスも!

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セガゲームス CCO 名越氏が語る!業界で求められる人材とは!?

2015/8/1(土)、株式会社セガゲームスの取締役/CCO(Chief Creative Officer)の名越 稔洋氏がご来校。全世界で750万本以上のセールスを記録した『龍が如く』シリーズのプロデューサーによる、ゲーム・3DCG業界セミナーがソニックホールにて開催されました。

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セミナーでは、多くの学生が期待していたであろう『龍が如く』について語られる場面も。「今までにないものをつくりたいという思いを形にしただけに、発売当初は『スゴイ!』というより『何これ?』という反応のほうが多かった。でも、数々のバッシングを乗り越えてきたおかげで、チームの絆はとても強い!」。その語り口からは、『龍が如く』という作品に対する思い入れの強さが伝わってきます。

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そして、気づいたらゲーム業界に入って26年がたっていたという大ベテランからのアドバイスは、「ゲームクリエイターは技術屋。学歴は関係ない。楽天的な人間のほうが生き残れる」「短所を長所に変えるより、長所を活かすほうが近道。自分に何が向いているのかを考えよう」「面接のときは作品があることは大前提だが、その作品に対してきちんと説明できることも大事」など、どれも具体的で即参考にできるものばかりでした。

印象的だったのは「ゲームが好きで、好きだからこその責任と情熱を持った人と働きたい」という言葉です。これからはオンライン要素のないゲームなど存在しないに等しい時代。でも、オンラインで人と繋がることはリスクも伴います。名越氏によると、人と繋がることによってギスギスするのか、楽しみが生まれるのかは、そのゲームをつくるクリエイターの気持ち次第とのこと。「ゲームをつくるなら、私はやっぱり人が楽しくなるようなフィールドをつくるクリエイターと仕事がしたい。それには人を好きであること。よい人間関係をつくる後押しとしてエンターテイメントを考えてほしい」。業界をリードするトップクリエイターの深い言葉には、ゲームのつくり手としての責任と情熱があふれ出ていました。

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セミナーの最後には「龍が如く」最新作をかけた、じゃんけん大会を開催。最後まで盛り上がりが続いたセミナーでした。

 ~セミナー終了後、楽屋にて個別質疑応答~

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在校生だけではなく、高校生も個別質疑に参加してくれました。将来の良い刺激になったでしょう。

~セミナー終了後、楽屋にてインタビュー~

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まずスタートを切ったから今がある!学生の間に好きなことを突き詰め一点突破を。

株式会社セガゲームス
取締役/CCO(Chief Creative Officer)
名越 稔洋氏

私はもともと映画の勉強をしていて、映画業界に入りたかった人間です。でも、残念ながら映画業界には就職できませんでした。ところが、なぜかゲーム業界に入り、いろんなことを学んだり、人脈ができたりする中でヒット作が生まれ、今では映像の仕事のオファーもいただくようになりました。ものすごい遠回りだったかもしれません。ただ、ゲーム業界で過ごしてきた四半世紀という時間は、私が夢を叶えるために必要な時間だったと確信しています。皆さんも、たとえ第一希望じゃなかったとしても、まずはスタートを切ることが大事です。「面白いものをつくって認められたい」という前向きな気持ちを持ち続けて、スキルを磨いていけば、きっとリベンジは可能です。また、学生時代に「これだけは誰にも負けない」という一点突破をめざし、好きなことを突き詰めましょう。それをアピールできれば、面接でも強みになるはずです。

~セミナー終了後、楽屋にて~

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