12/25 (火)18:00~

スクウェア・エニックスの現役サウンドプログラマーが語る業界セミナー

「量をこなし、能力をつけ、攻めの姿勢で行こう!」
スクウェア・エニックスの現役サウンドプログラマーが語る

2012年12月25日(火)に神戸電子専門学校 ソニックホールで開催された、株式会社スクウェア・エニックスによるゲーム業界セミナー。
年末の、しかもクリスマス(!)にもかかわらず、たくさんの参加者が詰めかけました。講師は同社の現役サウンドプログラマー・土田 善紀氏。土田氏はIT業界でCADやDTPなどの仕事に携わったのち、26歳でスクウェア・エニックスに入社しました。「ゲーム業界に入るのに、学歴や年齢は関係ない!」と断言する土田氏が語る、山あり谷ありのご自身の歩みは、ひときわリアルに学生たちに響いたようです。

「必要なのは能力。ただそれだけです。そして、能力をつけるためにはひたすら量をこなすしかない。プロになるためには1万時間の訓練が必要といわれますが、それでもこなしてやる!くらいの姿勢が大事です。受け身じゃいけませんよ」と。
土田氏の軽妙なトーク術に、しばしば場内は爆笑の渦。そこに、オフィシャルな企業人としてではなく、ゲームを愛する一個人としてのこだわりや信念が垣間見え、学生にとっても非常に満足度の高いセミナーとなったようです。


セミナー終了後も、楽屋にて作品指導会を開いていただき、多数の学生が参加しました。

株式会社スクウェア・エニックス
開発部 サウンドグループ
テクニカルディレクター/サウンドプログラマー
土田 善紀氏

大事な要素は能力だけと強調しましたが、それは作品を見せてもらうと一発でわかりますね。もちろん、人ときちんと会話ができるかどうかも面接では見ますよ。だから普段からの人との交流も大事なんです。この業界は、面倒な人間関係が少ないなど、自由度がかなり高い一方で、マスターアップ(ゲームの完成期限)前などで責任感が試される場面もありますが、それをキツいと思わない、むしろ楽しいと思える人が向いていますね。私もこれまで色々困難な課題に取り組んできましたが、一度もそれをつらいと思ったことがありませんからね。そんな、やる気と能力をあわせ持った若者を期待しています。

関連リンク

神戸電子専門学校 ゲームソフト分野(ゲームプログラマを育成する分野)のページ
神戸電子専門学校 サウンドクリエイト学科(音・楽曲制作者、音響効果エンジニアを育成する学科)のページ
SQUARE ENIX

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