3DCGアニメーション学科東京研修レポート(1日目)~ゲーム制作企業サイバーコネクトツー、3DCG制作企業株式会社イマジカデジタルスケープ バウハウス・エンタエインメント グループ、アバンを訪問~

学校からのお知らせ

2012.11.28


※サイバーコネクトツー社 渡辺プロデューサー(前列左から2番目)と教員・学生全員で記念撮影

2012年10月4日から6日の2泊3日で、神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科が東京研修に行きました。このイベントは、毎年この時期に行われており学生にとって最も楽しみにしている学生生活のひとつです。東京に在籍する3DCG制作企業、ゲーム関連企業などを訪れます。新しい発見・刺激を得て、今後の制作などに活かす目的で行われています。

研修ツアー参加者は22名で1日目は、新神戸駅から品川へと新幹線で向かい、JRに乗り換え、まずは大井町駅へ!
この日は、ゲームソフト開発企業の株式会社サイバーコネクトツー様、3DCG制作企業の株式会社イマジカデジタルスケープ バウハウス・エンタエインメント グループ様、3DCG制作企業の株式会社アバン様の3社を見学しました。

最初の訪問先は株式会社サイバーコネクトツー様の東京スタジオへ向かいました。
サイバーコネクトツーは「NARUTO-ナルト- ナルティメット」シリーズなど様々なゲームの企画開発を行っている会社です。
対応をして頂いたのは、制作プロデューサー渡辺 雅央氏。渡辺氏には、ゲーム業界セミナー、ゲーム作品発表会などで何度も神戸電子専門学校に足を運んでくださっています。

見学・研修内容は、企業概要説明・この業界で働くことにおいて大切なこと・ポートフォリオ閲覧・質疑応答。
ポートフォリオとは、就職活動で企業に提出する自分の作品集のこと。「その人の取り扱い説明書」ともいえるこの作品集は、その人が「何ができるのか・何がしたいのか」が一目でわかる重要なものです。

今回見せていただいたポートフォリオ閲覧は、過去にサイバーコネクトツーに入社した社員の方々が内定を取った時に提出した作品集の閲覧で、学生にとって就職のための最高のヒント。いわば、「この作品レベルで合格できる」が具体的にわかるものでした。
今回は3人の方のポートフォリオと映像作品を見せていただきましたが、学生にとって非常に刺激的で参考になっていました。

2社目は、学生を2チームに分けて訪問しました。

■株式会社イマジカデジタルスケープ バウハウス・エンタエインメント グループ様

株式会社イマジカデジタルスケープ バウハウス・エンタエインメント グループはゲームの中で使われる映像やキャラクター・モーションデザインなどのCG制作に特化している会社です。
担当いただきましたのは、シニアディレクターの吉澤 賢一氏、ディレクターの佐藤 秀樹氏で、企業概要説明、3DCG業界のお話、キャリアアップのお話、などをお話しいただきました。
最初は緊張の面持ちだった学生達も、お二人のフランクな話に肩の力も抜け、終始和やかな雰囲気で進められました。

ポートフォリオ閲覧後は、現場で使用されている3DCGソフトのデモンストレーションを行っていただきました。普段から学生も3DCGソフトで実習を受けていますが、会社によっては違うソフトや追加機能などを使用している場合が多いです。こちらでは、ZBrush(ゼットブラシ)という3DCGモデリングをまるで粘土の塊から作り出すようなソフトでの実演をしていただきました。モデリングとは3DCGにおいて「形を作る」工程のこと。ZBrushでの様々なモデリングの手法に、学生たちは驚きの連続で大きな刺激になっていました。この実演は、現在使っている教科書を主筆した方によるものでしたので、学生にとってもかなりの説得力がある実演でした。

この後、ポートフォリオを示しながら様々な作品へのアドバイスをしていただきました。
中でも特に指摘いただいたのがデッサン力。「形を作る」という工程を行う以上、デッサンによるモノの形を把握し表現する力は非常に重要とのことでした。最後に、現場の見学させていただきましたが、緊張感のあるよい雰囲気でした。

■株式会社AVANT(アバン)

もう1チームが訪問したのは、複数の卒業生が入社して活躍している「株式会社AVANT(アバン)」です。アバンはゲームのCGを中心に制作をしている企業です。

プロデューサーの武田様から、ゲーム制作途中の画像や有名タイトルのモデルやポリゴンの割り方など、様々なものをご解説頂き、学生達も食い入りようにディスプレイを見入っていました。他社からの制作依頼を中心に業務を進める同社の大手企業との異なる点は、「短期間にたくさんのプロジェクトに参加できる」ことです。大企業での制作では1つのプロジェクトを3~4年費やすことが多いのですが、その間に複数のプロジェクトに参加することで、様々なツールを使いこなし、様々な企業や制作現場の雰囲気を体験できるという利点があります。
人材は目下募集中で、「元気な学生の応募を期待している」との言葉に学生は一層やる気が湧いたようです。

【東京研修レポート(2日目前編)に続く】

関連ページ

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