ゲームソフト分野Digital Works(作品発表会)2013-2014が開催されました

学校からのお知らせ

2014.04.03

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年々向上する作品レベルに、ゲーム業界のプロからも高い評価。

2014/2/14、ゲームソフト分野のDigital Works 2013-2014が神戸市内の松方ホールで開催されました。
今年で14回目を数えるこの学生作品発表会は、毎年、多くのゲーム関係者から注目を集め、今回も1年生から3年生までで、予選を勝ち抜いた15作品は力作揃い。それぞれが最優秀賞をめざし、堂々とプレゼンテーションを行いました。

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細部まで作り込んだ努力が評価され、最優秀作品賞に。

全参加作品の中から最優秀作品に選ばれたのは、2年生の前田貴志さんが制作した「ElectricCord::alpha」。

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エンターテインメントソフト学科 2年 前田 貴志さん(香川県 坂出工業高等学校出身)

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前田貴志さんのプレゼンテーション動画

工場内のガラクタ置き場に置かれた主人公のロボットalphaが、電気を操作して機械を動作・停止しながら工場から脱出するため出口を目指すアクションゲームです。2年生作品は就職活動を見据え、個人制作が基本となるため、前田さんはストーリーやステージ構成、ギミックなどを一人で制作。キャラクターに合わせた会話の表現をつくり出すのに苦労したそうで、「このキャラクターならこう言うだろう」と細部にまでこだわり、時間をかけてつくり上げた努力が最優秀賞受賞に繋がりました。

 ゲーム制作企業の方々からの講評

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各発表作品の講評を行うゲストクリエイター

作品を審査していただいたゲストクリエイターの方々からも、「非常に完成度が高く驚いた」「どの作品も少しブラッシュアップすれば製品化できるほどの出来栄え」と高く評価。作品ごとに講評やアドバイスをいただくとともに、さらなるレベルアップに期待が寄せられました。

<ゲストクリエイター講評コメントを1部ご紹介>
・「いずれも非常に完成度が高くて驚きました。今後は、面白さを他の人にどう伝えるかということも意識してつくることを目指してほしい。」
・「チュートリアルの部分で工夫の余地がありますが、どの作品も少しブラッシュアップすれば製品版にできるくらいすごく良い出来栄えでした。」
・「ゲームシステムもよく考えられていて、シンプルな操作ながらいろんなギミックに対応しているのは素晴らしい。このまま頑張ってほしいと思います。」
・「ゲーム中にヒントなどが盛り込まれ、ユーザーのことを考えてつくられている。技術面も含めて、私の在校時の作品レベルより進化しているなと思いました。」
・「何度か発表会に来ていますが、どんどんレベルが上がっている。とくに今年はいいものを見せてもらったなと感じています。」

 

ハッキング・マインドを胸に、さらなる活躍を期待。

閉会のあいさつに立った福岡壯治校長からは「今回のデジタルワークスを通じ、本校のゲームソフト分野が広いフィールドを視野にハッキング・マインドを伴う開発へつながってきたことを感じた。卒業生はこの思い出を胸に社会に飛び出していただきたい。また、進級生は次年度もこの場を目指してください」とエールが送られました。

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閉会のあいさつを行う福岡壯治校長

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発表会終了後、全員で記念撮影

 

前田貴志さんへのインタビュー

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神戸電子専門学校に入学する前から、いつかこの場に立ちたいと思っていたので、いままで勉強してきた甲斐がありました。制作にあたっては、市販されているゲームなどを研究。主人公のロボットは当初からの考えで、かわいらしさを出すために2等身にしました。一番苦労したのは、キャラクターによって会話の語尾を変えることでしたが、細部にまで時間をかけてつくり上げたことでゲームとしての完成度が認められたわけで、いまホッとしています。これからもゲームもつくりながら、後輩指導にも力を入れ神戸電子専門学校を良い学校にするために、自分の力を使っていきたいと思います。

白石先生インタビュー

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ゲームソフト分野リーダー 白石 久雄氏

デジタルワークスで重要なのは、座学では学習できないものがゲーム制作を通して培えることにあります。
個人で制作する2年生には一人でつくる悩みや苦労があるでしょうし、チームで制作する1・3年生には人間関係で悩むところも出てくる。 そうしたいろいろなつくり方、チーム編成を通して1つのものをつくり上げていくところが制作の難しさであり、面白さでもあります。
会社に入れば、さらに多くの人たちと1つのものをつくり上げなければなりません。 そうした中で問題を解決し、自身の役割を全うするためにも、デジタルワークスに向けての制作は重要な勉強の場になったでしょう。 長い人生にとっては1コマに過ぎないかもしれませんが、ここでの経験を今後に活かしてほしいと思います。

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