【業界連携セミナーレポート】「進撃の巨人」のTVシリーズを手掛けたアニメーターが登場!株式会社WIT STUDIOによるアニメ業界セミナーを開催!

学校からのお知らせ

2014.06.11

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「進撃の巨人」のTVシリーズを手掛けたアニメーターが登場!
なかなか触れることのない貴重な映像や裏話に参加者たちは大興奮!

2014/4/26(土)、アニメ業界セミナーがドームホールで開催されました。
この日、講師としてお越しいただいたのは、「進撃の巨人」のTVアニメシリーズを手掛けた株式会社WIT STUDIOの代表取締役社長・和田丈嗣氏とアニメーター・浅野恭司氏です。

「進撃の巨人」は、2013年4月~9月までTVシリーズとして放送された大ヒット作品。セミナー開始後、「『進撃の巨人』を知っている人?」という和田氏からの質問に対して、全員が迷わず手を挙げていました。
キャラクターデザインを担当した浅野氏からは、原作のイメージを壊さないようアニメ化するために工夫したこと、「進撃の巨人」の瞳の描き方や線の描き方のポイントなど、作品に関わるスタッフしか知り得ない内容をオープンにしてお話しいただきました。

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そしてなんとセミナー後半では、特にストーリーの要となる第21話の線画段階の工程を映像で公開!
一般の人はまず目にすることのないアニメ映像の製作過程を見ることができ、高校生、学生にとって大いに勉強になるとともに、貴重な体験となりました。

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学生に対しては公開作品指導も行われ、「自分の好きな作品の絵を1コマずつ見て、動きを分析すること」「リアリティに直接影響する洋服のシワは決して手を抜かないこと」など、浅野氏から実践的なアドバイスをいただきました。

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また同社のご厚意により、浅野氏による直筆キャラクター入りサイン色紙や多数のキャラクターグッズもプレゼントいただき、「進撃の巨人」に対する作り手の思い入れと、見る側の感動や憧れが融合したセミナーは大盛況のうちに終了しました。

リアリティのあるアニメを描くには、
観察し、分析することをクセづけよう。

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株式会社WIT STUDIO
取締役/アニメーター
浅野恭司氏

キャラクターデザインでは、マンガ作品をアニメ化する場合、原作のイメージを壊さないことが大切だと思っています。
特に「進撃の巨人」の原作は、表情が印象的な作品です。アニメ化するときも表情には特にこだわり、原作を忠実に再現するよう心掛けました。
アニメーターの仕事に関しては、絵を動かすことが最大の醍醐味です。
最初の頃は頭の中でイメージした理想の動きを、なかなか形にすることができませんでした。それでも、失敗を繰り返しながら何度も何度もトライするうちに、だんだん理想の動きが描けるようになっていきました。
リアリティのある動きを実現するには、普段から人が歩いているときの足の運びなど、いろんなものを観察し、分析するクセをつけておくとよいでしょう。
また、最近の若者は、絵が描けても自己アピールがうまくできない人が多いように思います。
もちろん、この業界で自分をアピールするために絵は必要不可欠なものですが、どんな作品をつくりたいのか、何を目指しているのかを言葉で表現することで、仕事の幅も広がっていきます。ですから、当社ではコミュニケーション能力も重要視しています。

関連ページ

WIT STUDIO(ウィットスタジオ企業サイト)
TVアニメ「進撃の巨人」公式サイト
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