2017年 3DCG・アニメ業界スペシャルセミナー総集編①~カナバングラフィックス~

第一線のプロが教える3DCG開発の手法

2017/3/18(土)、3DCG分野の業界セミナーに有限会社カナバングラフィックスから代表取締役でディレクターの富岡聡氏が来校されました。
17_318_017_R

ウサビッチやDeNAベイスターズの球場内で上映される3DCG制作を手掛ける同社は2004年の設立以来、原案の企画立案から配信まで幅広く事業を行う新興の制作会社です。
まず、セミナー冒頭でネットで配信を行っている作品「イナズマデリバリー」の上映が行われ、学生たちは完成度の高さに食い入るように鑑賞していました。
17_318_012_R

セミナーで富岡氏は原案の作り方についてまず、ストーリーは三行で説明できることが重要だと指摘されました。制作者にとって簡潔に三行で説明できて面白い企画は出資者が見ても絶対面白いと力説され、その上で脚本の書き方についての本がたくさん出ているので研究してみてはどうかと学生に提案されました。また、事業化する上での予算や制作日数の算出方法やマーケティングの手法、コストの回収方法が紹介されました。
そして、3DCGにおけるキャラクターの作り方、絵コンテやビデオコンテの作り方、照明の当て方などの制作手法を同社が手掛けた作品を例に説明があり、キャラクターの動きの表現にあたっては、人体の骨格や筋肉の構造を参考に重心の動きを計算する手法についてのアドバイスがありました。
17_318_042_R

17_318_035_R

セミナー終了後には3DCGアニメーション学科の学生が制作した作品の講評も行われ、カメラワークやカット割り、またモデリングの欠点まで富岡氏が一人ずつ丁寧に指導され、学生にとっては充実した一日になりました。
17_318_059_R

目指すは世界。この業界の就職を考えるなら個々の会社の研究を
富岡聡_R

有限会社 カナバングラフィックス
代表取締役 ディレクター
富岡 聡氏
自分たちの作るCGがお客さんにとって価値のあるものになることを目指して仕事をしています。クリエーターにとって良い労働環境を提供できるよう気を配っています。世界中に向けて配信できるような唯一無二の面白いコンテンツをこれからも作っていきたいですね。
就職にあたっては同じポートフォリオを何社にも送るのではなく、個々の会社の得意分野、事業内容をよく研究してそれに合わせたものを送るようにしたほうがいいと思います。
今は中国や韓国、マレーシアといった新興国の動画配信がものすごい勢いで伸びてきています。学生のうちにできるだけ多くの作品に触れて、これだけは負けないというスキルを身に着けてください。そうすれば世界を相手に戦えるクリエーターになれると思います。

(関連サイト)
カナバングラフィックス
イナズマデリバリー公式サイト
神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科