【Digital Worksレポート】IT分野年度末成果発表会が開催されました!(前編)

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2019.03.14

集合

社会や身近な課題に、技術とアイデアで答えを出した12作品。
果たして最優秀賞はどのチームに!?

2019/2/7、新長田勤労市民センター別館ピフレホールで、Digital Works 2018-2019 IT分野制作発表会が開催されました。IT分野の制作発表会も単独開催となって今年で12年目。1年生から4年生まで、それぞれの学年での発表会で優秀な成績を収めた10チームおよび個人2名が各コースの代表として選ばれました。また、惜しくもコースの代表からは外れたものの、努力やアイデアが認められた2チームがエキシビジョンとして自信作をプレゼンテーション。ノミネート作品もエキシビジョン作品も、どれもが魅力のある作品で、神戸電子専門学校IT分野の層の厚さが感じられる発表会となりました。
なお、優秀作品は、すべての発表が終わったあとに、会場の学生たちがスマートフォンによる電子投票をおこない決定。また、学生たちの投票とは別に、ご来賓の審査員の方々が選出する審査員特別賞が発表されました。

【発表作品リポート】

ITエンジニアコース1年生
このコースの課題はC言語をベースにしたグループ開発。グループ開発により、複数人での開発を経験することが主な目的です。できるだけ自由度を高めるため、あえてテーマに制限は設けられず、また、C言語も一部に使用していれば、その他使用する言語は不問となっています。
最初の作品は自分の持っている洋服を登録することで最適なコーディネートを提案してくれるスマートホンアプリ。リアルタイムの天気・気温情報を取得してコーディネートを考えてくれる優れものです。次に登場した作品は動物の生体情報を学習できるアプリですが、コインをベットして増やしていけるクイズ形式にすることで楽しみながら学習できる工夫がなされていました。

1年
動物の生体情報を学習できるアプリを発表した1年生の女子学生のグループ

ITエンジニアコース2年生
ITエンジニアコース1年生よりさらに自由度が高められたITエンジニアコース2年生。テーマは「自分たちが使いたいものを作る」。開発言語に制限はありません。
こちらに登場したのは、ゲーム動画共有SNSサイトとプログラミング学習サイト。前者はゲーム動画の視聴をメインとしながら、動画の投稿に加えてゲーマー同士のマッチング支援機能まで付加したことでより楽しみが広がる点がポイント。後者はさまざまなプログラミング言語に対応しており、また、ユーザー自らがプログラミング練習のコースを作成することもでき、他のユーザーがそのコースの評価やコメントをつけられる点が新しいと感じました。どちらもユーザーが使いやすいようデザインにまで気を配った仕上がりになっています。

プログラム学習2年
プログラミング学習用サイト「Mini Prog」を制作

Webエンジニアコース1年生
このコースでは、フルスタックなエンジニアの育成をめざしており、また、「作って、見せる」(作ったものを人に見てもらう)ことを徹底しています。これを、ただ作るから“創造”の域まで高められるか(創って見せる)。それを見せて相手を“魅了”できるか(創って魅せる)。どこまでできるかが、コースでの評価につながっていきます。なお、WebエンジニアⅠコースは個人での発表となっています。
1人目の作品は、接客業をサポートする表情訓練システムで、出勤前に自分で撮影した顔写真をもとに、通常・笑顔・驚き・困惑などを%表示してくれるというもの。以前、人感センサを使った監視カメラの開発を挑戦していたというだけにシステムの完成度はもちろん、プレゼン資料も非常にわかりやすいものでした。また、2番目の学生が発表した、顔認証で人物を特定するシステムも、使用する環境やコスト面なども含め、実際の運用までリアルに想定された作品となっていました。二人とも、現在のアルバイト先での悩みごとをもとに開発にあたったとのことで、使用シーンがより具体的に設定された現実性の高い作品であったように思います。

WEC1年
顔認証システムで店舗運営を効率化するシステムを提案
▼Webエンジニアコース1年生作品「監視だけではない!顔認証で店舗運営効率化」

後編につづく

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