【セミナーレポート】『正解するカド』『楽園追放』などを手がける、 東映アニメーションによる3DCG業界セミナーを開催!

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2019.06.05

H31_4_13-185多数の人気アニメを手がけるプロデューサーが語る。
VFX&CGアニメのいま。

2019年4月13日(土)、アニメ業界セミナーに東映アニメーションよりプロデューサーの野口 光一氏が来校。ご自身が制作を手掛けた『楽園追放』『正解するカド』『ロボサン』を題材にVFX&3DCGアニメーションの歴史や現在をお話しいただきました。

H31_4_13-120前半は3DCG制作会社を東映アニメーションの独自調査によりリスト化した情報公開サイト「EE.jp」の紹介や78年の「スターウォーズ」から初のフルCGアニメ「TOY STORY」最新の「アリータ:バトルエンジェル」まで世界のVFX&CGアニメがどう変遷してきたか、作品とともに解説されました。VFX作品については『ロボサン』や東映で制作したVFXの作品を実写プレートと仕上がりを比較した映像が紹介されました。CG加工された映像がどのように変化するのか、よくわかりました。続けてCGアニメーションの定義が説明され、日本国内で主流となっている「セルルック」と海外で主流の「フォトリアル」の2つに分かれていることを話されました。「セルルック」の技術では日本が最も進んでいるそうですが、昨年公開の映画『スパイダーマン:スパイダーバース』でハリウッドがセルルックを制作に取り入れたことで世界的に拡大する可能性があり日本も更なる技術革新が必要になると野口氏は感じているそうです。

H31_4_13-190さらに日本のアニメとCGアニメの歴史を世代ごとに時代背景やターニングポイントとなった作品などを解説いただきました。また、2014年以降のCGアニメ第3次ブームに制作された『楽園追放』『正解するカド』のメイキング映像を通して、CGアニメの現状も知ることができました。最新の技術はもちろんのこと歴史や過去の作品を知る(観る)ことの大切さが伝わるセミナーでした。

【関連ページ】
東映アニメーション株式会社
3DCGアニメーション学科紹介ページ
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