オンライン授業、好評です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、神戸電子専門学校では、5月18日(月)より全学科オンラインでの遠隔授業が開始されています。
 

開始までの期間、教員総動員で学生一人ひとりと連絡を取り、教科書やノートパソコンの発送、通信環境の確認、授業開始前にはテスト配信や模擬授業をおこなうなど、授業開始に向け準備を進めてきました。実験期間含め3週間余りの実施期間で、メリット・デメリット双方ありながらも学生、教員ともに概ね好評を得ています。新しい生活様式に向け、あらゆるものを実験的に取り組んでいく世となっていますが、神戸電子の実験性を尊ぶ姿勢がここに活きているのを感じます。

入念に検証を重ね、
全学科がオンライン形式へスムーズに移行。

本校は今から約30年前、全国に先駆け一人1台のノートパソコンを使用した学習システムを導入し、現在ほとんどの学科でノートパソコンやタブレットを使用して授業をおこなっています。また、映像や音声の配信について専門に学ぶ学科を設置しているため、最新の撮影機材を複数利用して精細映像をスイッチング配信したり、精細音声が必要な教科はコンデンサー型マイクロフォンをミキサー経由で配信したりと、学園保有の機材や技術をフルに活用しています。

ノートパソコンを使用していない学科に関しては、スマートフォンだけでも無理なく受講できる形態で実施しています。また、休校者を除く全校生の自宅ネットワーク環境整備に必要な費用の補助として、一律3万円を後期学費減免する形式にて支給することも決定しました。
準備期間中には、世の中に多数出回っているデジタルツールを入念に検証し、人数や授業形態など、学びの特徴ごとに組み合わせて利用しています。また、学生たちを迷わず授業へ誘導できるWebサイトや、オリジナルの動画教材などの準備も学科ごとにおこなってきました。
長年にわたり蓄積されたノウハウに最新の技術と教員の知恵と採り入れ、オンライン・遠隔授業移行への環境整備は比較的スムーズにおこなわれました。

授業形態や学びのスタイルに合わせ、
学生のニーズに応える授業スタイルをオンラインで実現。

資格対策などの座学やプログラミングの授業においては、大人数に対し一斉に配信することもありますが、いつでも個別の質問やサポートに対応できるよう、授業では複数の教員が待機しています。学生たちはチャットなどを通じて自分のタイミングで質問することができるので、たいへん好評です。よくある質問に対しては全員に向けて解説され、学科によっては録画した映像も後から見返すことができるため、復習も実に効率的。
 

ノートに書きながら覚えることが必要な科目では、敢えて教室と同じ黒板やホワイトボードを用いた板書スタイルを採用することもあります。現時点でどの学科も出席率は良好で、学生にストレスを感じさせないための様々な配慮が効果を生んでいるようです。

オンラインのメリットを最大限に活かした双方向授業。
意外な発見や今後のヒントも。

学生と教員、または学生同士が双方向でコミュニケーションを取りながら進める形式の授業では、グループでのアイデア出しやプレゼンテーション、ハンドワークによる製作のレクチャーなどもオンラインで実施しています。一見遠隔では難しいと思われるような作業も、いざ授業に入ると意外と効率が良いことに気づかされ、登校再開後の授業運営のヒントになっています。

オンラインの遠隔授業を実施して(教員の感想)

・ネット活用、各種ツールへの高い知識を持つデジタルネイティブ世代の学生たちにとって、
   新しい形態は抵抗が少なく適応も早い。
・ネット環境はもはや必須の生活インフラ
   当初心配された自宅、下宿先での通信環境でも授業が成立する。
・出席率が対面授業よりも高い傾向。
・質疑応答はむしろチャットでのやりとりの方がリアル授業よりも活性化されている。

学生一人一人のネット接続環境に差はあるものの、概ね変更カリキュラムに沿った授業推進が為されています。

とは言え、やはり実際に学校の施設で機材に触れないと身につかない技術、顔を会わせないと伝わらない空気があることは間違いありません。今後は状況判断の上、実習設備必要度が高い授業から徐々に分散登校などを経て通常の授業へと移行していく予定です。
これまでの生活や働き方が一変したこの非常事態に、学生一人ひとりも自分たちの未来について何かしら考えさせられたことでしょう。「社会変化に対応できる人材を育成する」ことをビジョンのひとつに掲げる学校として、新しい学びを継続できる環境の整備に今後も引き続き努めてまいります。

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