【IT業界セミナーレポート】株式会社ピクシブで活躍する、卒業生川田寛さんによる業界セミナー

卒業生で株式会社ピクシブのマネージャーを務める川田氏によるセミナーの模様を完全レポート。「好きなことを仕事にする」をテーマにご講演いただき、後半は学生たちからの質問コーナー、セミナー終了後には学生作品への個別指導も実施。川田氏からの熱いメッセージの数々に、新しい発見がいっぱいでした。

自分は人からどう見えているか?
そこに、未来へのヒントがある。

2020/12/5(土)に、株式会社ピクシブでマネージャーを務める本校卒業生川田氏を講師に迎えてセミナーを開催。
「好きなことを仕事にする」をテーマに、就職や進学を控えた学生や高校生のみなさんが抱えている、さまざまな悩みについての解決策を川田氏の経験からアドバイスいただきました。
まず最初は、「好きなことが見つからない」。
高校時代、当時流行していたインターネットサービス「iモード」に熱中されていた川田氏。
「自分でプログラミングして『iモード』にWebサイトを立ち上げたり、そこで自作の着メロを発信したり、本当に朝から晩まで携帯電話をカチカチしていましたよ」というほどの熱中ぶりだったのですが、そのときは本格的にプログラミングを学んでいたわけではなく、高校卒業後、実はアルバイトや海外でのホームステイなどで数年間を過ごしていたとのこと。
そんな中出会ったある友人から「『iモード』がそこまで好きなら、それを仕事にすれば良いじゃないか」とアドバイスをもらったそうです。
「思えば、その言葉が私のターニングポイントでした」と振り返り、この友人の言葉が本格的にプログラミングを学ぶきっかけとなったといいます。
「つまり、自分では趣味程度にしか思っていないことも、周りから見れば『ものすごく好き』に見えるということ。
つまり、「好きなこと」が見つからないなら、周りの人に聞いてみるのもひとつです」と、迷っている学生たちに一歩を踏み出すためのヒントをいただきました。

夢中でアウトプットを続ければ、
自信が生まれる、仲間に出会える。

続いて、「好きなことが見つかったけど、それを仕事にできるか自信が持てない」という人には、「私の周りの人たちもみんな、最初はそうでしたよ」。
ピクシブの同僚にも、インターネットで、コンテンツを発信していた人も多く、誰もそれを仕事にしようとは思っていなかったそうです。
「ただ、発信を続ける中で、どんどん評価されるようになると自信が生まれて、それがやがて仕事になりました。好きだけど自信が持てないなら、アウトプットしてみてください」とアドバイス。
さらにお話は神戸電子時代のエピソードへ。
「3年生の頃、学内で組んだチームで社会人向けのロボコンの大会に出場した際に、なんと全国大会にまで行けたんですよ。自分がつくったものを周りに評価されることで、大きな自信になりました。
この経験からもやはり、アウトプットはとても大切だと思っています」と話されました。
「例えば、プログラミングが好きならWebサイトを立ち上げれば良いと思いますし、ゲームをつくることが好きなら、Webにどんどん発表すれば良いですよね。
がむしゃらになってやっていれば必ず評価されますし、それが自信へとつながるはずです!」とエールを送られました。
次に、「好きなことでも、続けていける自信がない」という悩みについては、「私もロボコンの大会で、コードを書くのはイヤでイヤで仕方のない時期があったんですよ」と一言。
「ただ、一緒に夢中でがんばる仲間たちが周りにいたからこそ、最後までがんばることができました。
好きなことをずっと続けていきたいなら、最高の仲間を見つけてください。
仲間がいる限り立ち止まることはありません」と熱いメッセージを送られました。
他にも、同級生と画像を共有できるSNSを立ち上げたり、Webサービスをつくったりと、仲間と共に刺激しあいながらたくさんのことに取り組んだ神戸電子時代のエピソードをご紹介いただきました。

「好き」こそ、才能。
好きなら、どこまでも前に進める。

第一部の最後には、神戸電子卒業から現在までのキャリアについてのお話をしていただきました。
川田氏は神戸電子卒業後、大手通信会社のグループ企業にエンジニアとして入社し、クラウドオペレーションの仕事からキャリアスタート。
入社数年後から、技術に関する記事をメディアに寄稿するなどの「技術の普及推進活動」に携わった後、20代の後半には「iモード」を手がける部署に異動されました。
「ここでひとつの夢が叶ったわけですが、その頃にはまた別の目標が生まれていたんですよ」と語られ、当時は会社での仕事と並行して同人ゲームの開発に関わっていたそうです。
「ゲームクリエイターたちとモノをつくる毎日は、すごくエキサイティングでした。彼らってすごいんですよ。ずっと寝ないで作業したり(笑)。そんなクリエイターたちが持つ『人間を超越した輝き』のようなものに魅了されるうちに、クリエイターを支えるピクシブの仕事に興味を持ったんです」。
さらに、「もちろん、かなり勇気のいる決断ではありましたが、クリエイターたちと関われるピクシブの仕事はすごく魅力的に見えて、やはり『好きなこと』にはあらがえなかったということです」と語られました。
最後に今回のセミナーをふり返りながら、「どんな職種であれ、楽しみながら仕事をしている人は成長のスピードが格段に速いものです。
これから就職先や進学先を選ぶみなさんには、まずは『好きなこと』を見つけてもらいたいと思います。
そして、アウトプットしてみてください。
すると、最高の仲間が集まってきて、その『好きなこと』が仕事になるはず。
『好き』こそ才能です!」と力強い言葉で締めくくりました。

社会に出ても自信を持って、
おもいきり仕事を楽しむこと。

第二部では、学生たちとの質問コーナーを開催。
最初の質問「学生時代に戻れるなら、何をしますか?」については、「社会に出てから先輩エンジニアたちとの差を縮めるために、とにかく最先端の技術を吸収できるようがんばっていると思います」。
具体的には1年生の段階でGoをマスターして、2年生でRuby on Railsをひと通り終わらせて、3年生では機械学習に取り組むとお話しいただきました。
次に、「新しいサービスを企画するうえで、大切にしていることは何ですか?」との質問には、ピクシブが展開する「BOOTH」に関わっていたときの経験を例に挙げて回答いただきました。
BOOTHのプロダクトの目的はクリエイターと買い手の「好き」を重要視したサービスなので、「目先の売上よりも、プロダクトの哲学であるクリエイターのためにベストなものは何か考えることが重要なんです」と川田氏。
「ピクシブの社員たちは、クリエイターたちと関わることが大好きな人ばかり。やはり、『好きなこと』をしている人たちと働くのは楽しいですね」。
第一部で何度も触れられた「好きなこと」を仕事にする魅力や楽しさについて、ここでも語っていただきました。
質問コーナーでは、他にもたくさんの質問が飛び交い、大いに盛り上がりました。そして最後に、「まだみなさんは、学生なので仕事のことが実感できないと思います。
だからといって社会人よりも劣っているとは絶対に思わないでください。
今、みなさんは神戸電子では最先端の技術を学んでいます。
つまり10年目のエンジニアからすると、最近入社した新人は実はキャリア5年目ぐらいのレベルに見えているわけです」。
さらに、「何度も言いますが、『好き』という気持ちが何より大切。好きな仕事に就いて、毎日をおもいきり楽しみましょう!」とメッセージをいただきました。
聴く人を前向きな気持ちにさせてくれる川田氏からの熱い言葉の数々は、学生や高校生たちにとって大きな刺激になるともに、夢へのモチベーションがさらに高まったことでしょう。

たくさんの人を幸せにする
サービスを生み出して欲しい。

さらにセミナー終了後、希望の学生に個別作品指導を開催、学生が開発したSNSアプリについてプレゼンテーションを行い、川田氏に講評をいただきました。
川田氏は、「私はサービスを企画する際に、『自分がやりたいこと』に集中し過ぎないことを大切にしています。まずは、このアプリを使ってユーザーにどうなってもらいたいかを考えましょう。そこから逆算していけば、たくさんの人を幸せにするサービスを生み出せると思います」とレクチャーいただきました。
さらに飛び入り参加した学生が現在開発中のSNSアプリの構想についてご意見をいただくシーンもあり、こちらも大いに盛り上がりました。
業界の第一線で活躍するトップランナーからアドバイスをいただいたこの貴重な場には、さまざまな発見がありました。
今後にしっかりと生かし、すばらしいサービスの開発へとつなげてもらいたいと願っています。


川田寛氏

2009年に神戸電子専門学校卒業後、大手SIerへエンジニアとして入社。
いくつかの技術雑誌に連載記事を執筆し、Microsoft MVPを3年連続受賞。2015年よりピクシブへ転職し、今は海外とエンジニアに関わる仕事をしています。



株式会社ピクシブ

イラストコミュニケーションサービスのWebサイト「pixiv」をはじめとした、さまざまなサービスを展開。「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」という理念のもと、世界中のクリエイターを支えている。

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