【イベントレポート】「ちはやふる」「HUNTER×HUNTER」「こばと。」「サマーウォーズ」を制作した(株)マッドハウスによるアニメ業界ってこういうところ

学校からのお知らせ

2012.05.11

4月28日、アニメーション業界のセミナーを開講。講師は、『HUNTER×HUNTER』や『ちはやぶる』、『サマーウォーズ』など、多くの人気作品を手がける制作会社、マッドハウスの豊田智紀氏といしづかあつこ氏。豊田氏はプロデューサーの視点からアニメーターに求められる要素や制作のプロセスを、いしづか氏は監督視点でコミュニケーション力の大切さを語ってくれました。

セミナー後は、デジタルアニメ学科の学生を中心に制作した、映像作品『さくらの生徒会』の制作発表が行われました。この作品の見どころは、神戸がテーマのストーリー、声優タレント学科の学生によるナレーション、サウンドクリエイト学科による音声。そして、マッドハウスのお二人の技術指導による制作です。監督を務めた渋谷恵美さんは「代表として経験した知識を糧に、アニメーション業界に進んで頑張りたい」。キャラクター制作を担当した山本由美子さんも「自分のデザインしたキャラクターが、こんなにも大きな画面で放映されるなんて感激です」と語りました。

セミナー後のインタビューでは、貴重なアドバイスをいただきました。「学生時代はとにかくいっぱい失敗してほしい。その方が、社会人になってからもタフでいられますから。今回の『さくらの生徒会』も、学生が初めて制作した作品として見ればよく頑張っていると思いますが、見直すべき点はたくさんあります。厳しい意見かもしれませんが、アニメーション作品として成立させるためにも、レベルアップさせてほしいですね」といしづか氏。「達成感は大事ですが、アニメーションを制作したことに満足するのではなく、足りなかった部分を考えてほしい。学生時代は、色んなものを見て、聞いて、考えることが大事ですから」と豊田氏。

関連ページ
・株式会社マッドハウス
・デジタルアニメ学科ページ
・デジタルアニメ学科ブログ

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