【イベントレポート】「大改造!!劇的ビフォーアフター」の匠 福田氏の建築・インテリア業界セミナー開催

学校からのお知らせ

2012.08.12

2012年7月21日、業界連携スペシャルセミナーの建築・インテリア業界部門として、福田建築工房 所長で一級建築士の福田浩明氏によるセミナーを行いました。福田氏は2度出演された人気のテレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」で「ひだまりのシンフォニスト」と呼ばれ、日本の四季・自然・風土と住まいの関わりへのこだわりを大切にする匠です。

「大改造!! 劇的ビフォーアフター」の匠 福田浩明氏による
日本の風土を意識した住まいづくり。

今回のテーマは「太陽・雨・風・空気を受け止める日本の棲家」。
「大改造!!劇的ビフォーアフター」で取り組まれた「鴫野の家」「太秦の家」のほか、これまでの作品を例に、開口部のデザインの考え方、格子や障子を取り入れた具体的な手法などを中心に紹介されました。

福田氏は「事前の質問に『インテリアと建築の違いとは何か』というものもあったのですが、住まいの快適さを求めるときにインテリアだけを良くしても限界があります。つまり、外界との関わりをどう考えるかが建築の重要な要素で、そこで大切になるのが開口部のデザインや手法です」と話しました。庭や遠景の山など、緑の見え方で外との関係を考えると、デザインはどんどん広がると、力説しました。

住まいに対する福田氏の熱い想いが伝わるセミナーで、在校生・高校生たちが熱心にメモを取る姿が印象的でした。

福田建築工房 所長/一級建築士 福田 浩明氏
「本当は皆さんともっと対話をしたかったのですが、一所懸命メモを取って聴いてくれていたのでついつい話が長くなってしまって、質疑応答の時間があまり取れなくて少し残念でした。今回の外との関係を考えるという話は、建築を考える上で非常に重要な要素だと思うので、今後の皆さんの作品に少しでも生かせてもらえればうれしいですね」

関連ページ
福田浩明 福田建築工房/一級建築士事務所
大改造!!劇的ビフォーアフター SEASON II | 朝日放送
神戸電子専門学校 建築インテリアデザイン学科(CAD&建築CGの技術を持った建築士を育成する学科)のページ
神戸電子 建築インテリアデザイン学科ブログ

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