韓国 仁徳(インドク)大学のみなさんが来校、本校インダストリアルデザイン学科の学生と合同でワークショップを行いました。

学校からのお知らせ

2014.09.21

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2014/8/28(木)から2014/8/30(土)の3日間、韓国の仁徳(インドク)大学校デジタル産業デザイン科のみなさんが本校を訪れ、プロのクリエイターによるセミナーや、本校インダストリアルデザイン学科の学生と合同でワークショップなどを体験しました。
 

「STAND BY ME ドラえもん」を手がけた株式会社 白組による3DCG業界連携セミナー

初日は「永遠の0」「STAND BY ME ドラえもん」「寄生獣」などを手がける、株式会社白組による3DCG業界セミナーに参加。「STAND BY ME ドラえもん」の監督、八木 竜一氏をゲストに迎え、映画のメイキング映像を交えて3DCG映像制作へのこだわりなどを熱く語っていただきました。韓国でも有名なあの「ドラえもん」という事もあり、みなさん真剣に聞き入っていました。
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「はばタン」でおなじみ、JUNBOw氏による立体造形ワークショップ

翌日は、兵庫県のマスコット「はばタン」の生みの親、デザイナーのJUNBOw氏によるワークショップを実施しました。オリジナルで描いたキャラクターから、手描きで三面図(正面・平面・側面を表した図面)を起こし、それを元に別の人がカラフルな粘土を使って実際に立体に仕上げるという楽しい内容。JUNBOw氏は、ものをつくる上で、他人に解り易く図面を描くことや、人と人とのコミュニケーションがいかに大切であるかということを強調。仁徳(インドク)大学のみなさんも、このワークショップを通じて強く実感したようです。JUNBOw

 
神戸電子専門学校インダストリアルデザインデザイン学科との
日韓交流合同ワークショップ開催!

最終日は仁徳(インドク)大学デジタル産業デザイン学科と神戸電子専門学校インダストリアルデザイン学科の学生による、合同ワークショップを実施。
まずは仁徳大学のキム・ジン教授より、デザインにおける発想力について講義をいただきました。世界トップクラスのシェアを誇る韓国の家電メーカー、LGエレクトロニクスのデザイナーという経歴を持つキム教授からは、物事をあらゆる角度から見つめ、直観的かつ論理的にアイデアを出していく手法を実践的に教えていただきました。
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頭が柔らかくなったら、いよいよ日韓合同チームによるワークショップの始まりです。テーマはiPhoneケースのデザイン。コンセプト、ストーリー、3次元モデル、プレゼンテーションまでを半日で仕上げるという、なかなかボリュームのあるプログラムでしたが、言葉の壁を乗り越え、各チーム見事にまとめ上げました。

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iPhoneケースという小さなプロダクトの中に何をどう表現していくか。コミュニケーションに不安を抱えた中ディスカッションを進めます。

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コンセプトがひとつにまとまると、チーム内で作業を分担しながらプレゼン用のビジュアルを仕上げていきます。

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個性豊かな提案が揃い、プレゼンにも熱が入ります。こちらのチームは「宇宙」がテーマ。

次第に通訳なしでもうまくコミュニケーションがとれるようになり、最後には別れを惜しむ場面があちこちで見られました。page2

3日間という短い期間ではありましたが、充実した内容に笑顔でフィナーレを迎えられました。最終日には、両校の学生たちが言葉や文化の壁を越え、「いっしょにつくる」ことの楽しさも難しさも改めて実感したのではないでしょうか。

 

関連リンク

韓国 仁徳(インドク)大学
株式会社 白組
JUNBOw.net
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