声優タレント学科では神戸の老舗劇団「自由人会」と協力し、舞台「6年3組の阪神大震災」の公演に向けて特訓を行っています。公演は9月12日（土）。その直前の練習模様をお届けいたします。
舞台「6年3組の阪神大震災」とは
原作は書籍「6年3組の阪神大震災（著／西宮市立樋ノ口小学校6年3組生徒一同）」。
震災当時、級友を亡くした西宮市立樋ノ口小学校6年3組で作られた学級新聞から抜粋したもので、児童たちの心の変化や素直な気持ちなどがつづられています。
これを舞台化したのが劇団自由人会で、2005年から全国で500回以上は公演されていますが、2013年3月の公演からは途絶えていました。
今回の上演は、阪神大震災から20年を迎える今年、劇団自由人会のOBである本校声優タレント学科教員の大橋氏が「震災20年の節目で、学生の演劇の実習テーマにふさわしい」と劇団に提案したことがきっかけ。また、このプロジェクトは本校声優タレント学科職業実践専門課程における教育の一環でもあります。
今年の6月はじめに、プロジェクトの発表があり、学生たちに台本が配られました。
その後、自由人会による学内オーディションにより配役が決定。夏休みの間に何度も合同練習を行いました。
今回お邪魔したのは、本番五日前の練習です。全体練習が出来るのは残り２回だけ。
劇団自由人会からも、脚本・演出を務める ふるかわ照さんをはじめ、舞台監督・音響・照明・振付などのスタッフが参加し、演技だけでなく音楽や照明のタイミング、役者の立ち位置の確認などを行っていました。
※練習開始前、舞台監督さんからの挨拶と注意事項の説明
※当日、一緒に出演いただく劇団自由人会の役者さんも練習に参加
※台本には書かれていない表現を熱演する学生に、笑いがおこることも。
劇中の細かな確認が行われたのち、通し稽古を行いました。
終了後、脚本・演出のふるかわさんから講評がありました。「声優のアフレコの場合、撮り直しや編集ができます。またその素材を再利用することも可能です。でも、演劇は違う。演じる人と観ている人が、同じ時間・気持ちを共有するもの。劇団員が演じるよりみなさんは若い。でも、観客に小学生に見えてもらえるには、あと少し足りない。」さらに「役者は自分の日常の延長で演じてはいけない。今回は小学生の動きや呼吸を研究・意識して演じてみてください」とアドバイスもいただきました。
いよいよ、9月12日（土）が本番です。震災を知る人や劇団のファンなど、普段は来場されない方も観劇に来られることでしょう。皆さんの心を動かす舞台にできるよう、学生たちは頑張ります。
公演のご案内
公演は一般の方も観劇可能です。
公演日：9月12日（土）開場／16:30 開演／17:00
開場：神戸電子専門学校 北野館地下１階ソニックホール
鑑賞料：前売り券1,500円 当日券2,000円
※チケット購入については、「劇団自由人会」（TEL 078-784-3701）にお問い合わせください。
※当日、神戸電子の体験入学に参加した方で観劇をご希望の方は特別招待券をお渡しします。
※また、当日の体験入学で声優タレント学科に参加いただく方は、本番直前の通し稽古（ゲネプロ）を特別に観劇いただけます。
関連リンク
・６年３組の１．１７ 再び…１２日 ２年半ぶり公演（読売オンラインより）
・兵庫）演じて大震災を追体験 神戸の専門学校生ら公演（朝日新聞デジタルより）
・震災20年の神戸で舞台「6年3組の阪神大震災」 震災知らない若手世代出演 ／兵庫（Yahoo!ニュースより）
・震災20年の神戸で舞台「6年3組の阪神大震災」 震災知らない若手世代出演（神戸経済新聞より）
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・舞台「6年3組の阪神大震災」出演者オーディションを開催（神戸電子声優タレント学科ブログより）
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