インダストリアルデザイン学科2017年度合評会が開催されました。

学校からのお知らせ

2018.04.03

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作品への愛着とものづくりへのこだわりが光る
学年末を飾るプレゼンテーション!

2018/2/8(木)インダストリアルデザイン学科1・2年生による2017年度合評会が開催されました。2017年度後期製作課題の中から各自の自信作について、用意したプレゼンテーションを展開。作品のターゲットやコンセプト、苦労した点などを発表しました。

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学生たちは、作品のコンセプトやアイデア、実際に加工・使用する際にそれらを実現できているかどうかを検証するモックアップまでをまとめてプレゼン。審査にあたる教員は学生たちの発表に耳を傾け、適宜質問を投げかけました。2年生にとっては学生生活の集大成、1年生にとっては1年間の成長を確認する初めての合評会。「なるほど」と唸らされるアイディアや、意外なものをモチーフとしたユニークなデザインなど、仲間の作品に刺激を受ける学生も多かったようです。

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審査は作品のクオリティだけでなく、プレゼンテーションの技術、さらには課題への取り組み姿勢なども加味して評価されました。今年度は意欲的に課題に取り組んだ人が多かったため、各学年から2名ずつ特別賞も選出されました。
最優秀賞に輝いたのはデジタルワークス2連覇となった2年生の富田 智里さん。事前におこなわれた課題評価会において、作品のステープラーに新たな改良点を見つけて発表直前に作り直すという熱意、プレゼンテーションのスキルなど総合的に高い評価を得ての受賞です。
今年は、最優秀、優秀賞を女子学生3名が独占。富田さんは2年間で実施された合評会や課題の発表会での最多受賞記録を塗り替え、今合評会では2年連続の最優秀賞に加え、作品人気投票1位のW受賞という快挙も成し遂げました。

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各賞の授賞式の後、審査員からの総評では、「もっとこうしたい、もう一回やってみたいと相談に来て、ギリギリまで能動的に動く人がトータルで伸び率が高い」「興味あることを軸にし、広げていって欲しい」「最後まで諦めずにやりたいことをやり通すのが一番大切」といったコメントが贈られ、共通してプレゼンテーションが全体的に非常に良くなっていると賞賛されました。

まわりのレベルが高まった中で、
2連覇を達成できて嬉しいです。

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【最優秀賞】
富田 智里さん 2年

2年生になって、まわりの人たちがどんどんプレゼンテーションをレベルアップさせているので、私も負けられないと思って原稿を練り直しました。その努力が分かってもらえて嬉しいですね。作品のコンセプトは小さな子どもにも安全なように「ファスナーで閉じてしまっておける」という点です。中の金属の部分が見えないことで、文具に求められる「かわいさ」も表現できたと思います。作品発表を重ねて人前で話す力が向上したと思うので、それを社会に出てからも生かしていきたいです。

小さな物に愛着を持ってほしい。
そんな想いを形にしました。

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【優秀賞】
岡上 久姫さん 2年

クリップは使い終わると捨てられたりしますが、「一つひとつの小物に愛着を持ってほしい」という思いを込めて作りました。夜空をイメージしたケースに12星座のカッティングを施したペーパークリップが入っています。ブックマーク(しおり)としても使えます。自分が使いたいと思えるものを、これからも作っていきたいですね。発表会では良い作品がいっぱいあったので、優秀賞に選ばれてびっくりしました。

世界に1つしかない灯りを
作りたいと思いました。

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【優秀賞】
五島 まどかさん 1年

ネットで調べると素敵な照明はたくさんありますが、それらは量産されているものです。「世界に1つしかない自分だけの照明」を作ろうと考えて、台座だけのこのカタチになりました。上に乗せる瓶や中に入れるものは使う人が自由に選べるので「ユーザーの個性が活かせる灯り」になりました。自分なりのものをこれからも作って、使う人に喜んでもらいたいなと思います。

【プロダクトデザイン賞】
上杉 理沙子さん 2年

【機械設計賞】
松岡 洸大さん 2年

【3次元CAD賞】
宮原 健さん 2年

【モックアップ賞】
齋藤 優希さん 1年

【特別賞】
西 天弘さん 2年
服部 亮佑さん 2年
生垣 陽行さん 1年
鷲尾 翼さん 1年

【人気投票最多得票賞】
富田 智里さん 2年(最優秀賞とW受賞)

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